さて、最近、プロ野球の話が多いが、それは私がプロ野球はあまり見ないながらも、長年阪神ファンの看板をおろさずに来ていることから、今の阪神は実は選手構成などはよくは分からないのだが、ここまで巨人と競ると応援せずにはいられないため。阪神の弱さの美学みたいなものがなんかこれは選手構成によらず伝統のような形で残っているのがすごくいとおしいわけだが。
ところで、消化試合という言葉をご存じだろうか。いや、私の世代の男性諸氏であればほぼ知っていて当たり前の言葉であるが、というのは、私の世代より前の世代の娯楽と言えばお茶の間のテレビでの野球観戦と相場が決まっていて、親がそうしていたから、そのジュニアである私たちもその番組を見ていたわけでね・・・となると野球に詳しくなるわけで、消化試合なんていうボキャブラリーも常識になってしまったりするわけで。
消化試合とは、もう優勝なり順位が決まってしまっているにもかかわらず、シーズン終盤にこなさねばならない試合のこと。
ただ、ここまで競ってくると、最後の最後まで順位が確定しないわけで、消化試合ということが起こりえなくなる。
にもかかわらず、プロ野球の放送枠みたいなものは年の始まりの頃に確定してしまうようだね。確かに放送権枠を取引の観点からするとそうなるのは分かるが。今これだけ競っていて面白いにもかかわらず、今日のヤクルト−阪神戦などは地上波ではテレビ放映枠が取られていない。悲しい・・・。まぁ、現実的にはこの時期の阪神戦などは消化試合の可能性が高いわけであるが、今は違う。
昨日の阪神−ヤクルト戦だって、すごい試合だったようだ。延長12回引き分け。どうせなら、勝って欲しいところだが、そこまではいけずともどうしても負けられないと土俵際残るところに阪神の失敗を知ったねばり強さを感じていとおしいところだ。昨日は巨人が負けたので、0.5ゲーム差で首位奪還。なんか勝って奪還じゃないところが阪神らしいと言えば阪神らしいしいとおしいところだが(^-^)それにしても、阪神はがんばっているなと思うよ、実に。
ともあれ、今日のヤクルト−阪神戦は東京は神宮球場。実は行って応援したいくらいだが、どうやら予約のチケットはほぼ完売状態の様子(って、3塁側(阪神側)だけね(^-^))・・ネットで観戦と相成ろうが、私たちの子どもの頃に比べるとよほどいい。ネットがなかった時代は、本当に夜のプロ野球ニュースに釘付けで、もしくは明朝の朝刊で知るわけだから。今はネットでも試合経過がわかるのだから。
ま、消化試合じゃないのに・・・という一語りなわけで。