今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

不況の今こそ巣鴨に行こう


 最近、テレビを見ていると、アウトレットが人気が分かる。御殿場なり、入間なり、佐野なりのアウトレットが大繁盛のようである。


 アウトレットではブランド品がある程度安く買えるとあって、不況の今に人気が出ているとのことだ。


 しかしながら、私なんかはおしゃれ関係はエディーバウアー以外はよく分からず・・・ブランドへのこだわりというのもさほどないわけで、また、妻も女性にしてはブランドブランドとこだわるたちではない。


 そんな二人でアウトレットなんかも何度か行ったけれども、結局、「よさそうだけど、よくわからないねぇ・・・」とか言いながらあまり買い物ができないでいたりするわけで(だからこそ正月に福袋を買ったりするのだ・・・それなら分かるも分からないも入っているものがそれなんだから(^-^))、不況だからとてあまりアウトレットにわざわざ行こうというモチベーションが上がらない。


 ただ、歴史的なものが好きな妻と散歩がてら先日東京は巣鴨に行ったのだが、ここはよかった。


 おばあちゃんの原宿と言われている場所で、確かに、高齢の女性が多いわけだが、その分、実用的な衣料・繊維用品が充実して売っているようだ。実際、古くからの街並みなので、そういう店が発達している部分がある。そして、安いのだ。アウトレットのようにブランドが安いというわけではない。しかし、当たり前の実用的なものが数多くここまで集約的にお安く小売りされている場所というのも珍しい。街全体がアウトレットという感じでよいのだ。しかも、駅から歩いてほどないところにあるアウトレットという感じなのが、若者向けアウトレットが郊外にあり車でなければ行けないような場所であることを思うと、基本的に歩きがメインの私たちにとってはありがたい。


 私や妻にはちょうどツボにはまるものが安く売っていたのだ。要は飾り気のない当たり前の衣料・繊維用品なのであるから。妻はかねてよりボア付きのふとんシーツを買いたいと言っていたので、行ってみたらなるほど安価に売っているので買ったりした。そういうのって探してもなかなか近くのスーパーとかには適当なものがなかったので、ここまで実用的なものがあと、衣料品を少々。


 とげ抜き地蔵に行った後、庚申塚の方へ歩きつつという散歩をしていった。


 不況の今に、アウトレットもいいが、お近くなら、巣鴨に行くなんていうのはいかがでしょうかね。


 生まれながらのアウトレットな街なのだから。


巣鴨地蔵通り商店街