今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「トレジャー・プラネット」を見た 〜現実から遊離した夢物語もいいものだ〜


 最近はニュースを見てもいい話は少なく、今は就職戦線も厳しく、なかなか内定が出なくて夏休みも遊んでいる場合ではないとインタビューで答えている大学生もいたりして、厳しき世相をひしひしと感じてしまうわけで。そして、そのような厳しき就職戦線を突破したとしてもバラ色の生活が待っているわけでもなく相変わらず厳しくないとは言えない勤め人生活が待っていることは勤め人になってもう長い私が現在進行形で感じていることで、どっちにしろ今の若い人とたちは厳しき世相を感じながら生きていかねばならぬところでね。


 そんな中で、この映画「トレジャー・プラネット」( - goo 映画)は、ひとときなれどその厳しき世相を忘れさせてくれるような夢物語だ。


 厳しき世相の昨今にこのような映画を見ることは、まぁ、ひとときの憩いになることも多いんじゃないだろうかね。もちろん、厳しき現実の中、そんな夢物語を見せられてもかえっていやだという意見もあろうから、そこはそれぞれだと思うんだけどね。


 まぁ、わたし的には、すかっと疲れず見られるアニメ映画ということで、ディズニーアニメを見直したのも事実。


(以下ネタばれあり)


 小さい頃、ワクワクして読んだ物語っていくつかあるだろうけど、その中に「宝島」がある人も多いだろう。僕もかなりワクワクして読んだものだ。


 そして、この映画は題名からして トレジャー・プラネット すなわち 宝の星 ということで、どうやらかの名作「宝島」を宇宙バージョンにリメイクしたものなんだろうという想像は容易につくわけだが、まさしくそうであった。


 幼い頃読んだ「宝島」のストーリーはちょっと忘れていたわけだけど、完全に悪人とは言えない悪役が出てきたのを思い出した。そのコンセプトはこの映画にもきちんと引き継がれていて、悪役が必ずしも憎めない設定になっているわけでね。


 最後はきちんとハッピーエンド。厳しい世相に生き抜いてきている私たちに訴えかけるものは結構あるような気がしたよ。