今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

複葉機・三葉機が活躍する戦闘機映画を見る


 映画「フライボーイズ」( - goo 映画) を見た。


 第一次大戦時のフランス−ドイツ戦線におけるアメリカ人義勇兵パイロットの活躍を描いた作品である。


 いわゆる戦闘機ものと言えるだろう。


 戦闘機ものというのは、ハリウッド映画などにおいて、たとえば、現代を舞台にするが「トップガン」に代表されるように戦争映画の一分野を形成しているように思われる。


 ただ、この映画のユニークなところとして、第一次大戦時の戦闘機乗りの物語というところ。翼が2枚ある複葉機や3枚ある三葉機がドッグファイトを繰り広げる映像はなかなか見られない映像だと思う。


 私は、宮崎アニメの 紅の豚 - Wikipedia が大好きなのだが、紅の豚でも複葉の水上機ドッグファイトを繰り広げるシーンが多用されており、それを彷彿とさせる映画でもある。


 ただ、こちらの映画はもちろん実話に啓発されて作られているものなので、仲間が戦死する仲間も出てくるわけで、その意味では戦争のむなしさを感じざるを得ないものである。


 紅の豚の主人公は軍隊を抜けていわば義賊として海賊退治を担っていながら殺しは絶対にしないというフィクションならでは戦闘機乗りであるのに対し、この映画で描かれる戦闘機乗りたちはいつ死ぬかもしれないという中で生きるか死ぬかのドッグファイトを繰り広げている点でリアルである。


 戦闘機マニアには垂涎の作品とも言えようし、戦闘機乗りを格好良く描いてはいるが、やはり、戦争のむなしさというものがひしひしと伝わってくるのはこの映画でもそうであった。


 主人公演じるジェームズ・フランコはかなり格好良かったね。