また、今みたいに有線ブロードバンドが手軽に家に引けなかった頃は、やはりブロードバンド環境があるネットカフェは私にとって貴重だったし、いわゆるネットカフェよりはおしゃれなスタバ的なカフェスタイルのネットカフェをYahoo!が原宿でやっていた頃は、引っ越すアパートを探しにそこに行って検索して探した思い出もある。家の遅い回線でイライラして待つよりは、よほどはかどり、希望の住居を見つけたりもした。速い回線のおかげで引っ越すアパートを見つけ出したとも言える。
ただ、そのうち、家でのブロードバンドも手軽に引けるようになり、自分自身もモバイルノートを持つようにもなり、無線LANも普及してきたのでネットカフェの意義も薄れてきたのも事実だ。
まぁ、そういうわけで、速い回線も家にあるようになり、国外でもちょっと贅沢してLAN環境重視で投宿先を見つけ始めたりしたら、私にとってのネットカフェは思い出深いものでありながらもその意義が薄れてきたりしていたのが最近までだったんだけどね。
また、ネットカフェ難民という言葉が表すように、ネットカフェのナイトパックなどでネットをするというよりは宿泊目的で使われ始めたりした世情厳しき昨今は、うーん、昔のパラダイスだった雰囲気とはやや違うなぁという思いもあって足が遠のいていたんだけどね。
まぁ、今日、ネットカフェに行ってみたんだ。というのは、どうしても読みたかったマンガ雑誌があったから。ちょっと前のだからバックナンバーということになるわけだが、そういうのを見られるのはマンガ喫茶が一番ローコストで手っ取り早い。マンガ喫茶は最近はネットカフェと融合してどちらも同じもののようになっている感じだ。
それにしても、予想外に快適な空間であった。カップジュースが飲み放題で、雑誌があって、ネットもやり放題で、テレビだってある。それで30分300円以下ってわけだからちょっとした喫茶店に入るよりお得であるし、ちょっと縁遠くなっていたネットカフェだが、快適空間としての私にとっての新たな意義を見いだした次第で。