今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

クジラ買い損ねたかと思ったよ

 先日、クジラの解体を見に行って、南房総の和田にてクジラの生肉を解体場の直売にて購入したことは語ったばかりだ。
 この南房総の和田においては、ツチクジラを年間26頭しか取ってはいけないとなっていることから、残り2頭になっていたこの週末、取れないかなぁと虎視眈々と待っていたのだが、土曜日に取れたと言うことで、日曜日の6時から解体開始ということで前日のお出かけは軽めに済ませて、日曜日の早朝に出発した。
 早朝って言っても、へたれな私たち夫婦はやはりなかなか起きられず現地に着いたのが10時過ぎ。でも、前回の経験からすると、解体開始から4時間近くたって直売開始だったからぎりぎり間に合うかなと踏んでいたが、全然・・・もう終わっていた。完全に仕舞いモードで、あの〜と気弱に声をかけるも、終わりましたとにっこり返されるだけで悲しかった次第。

 わざわざ遠路をクジラを買いに来たのだからと正規の直売所を見るも、ちょーっと高いんだよね。前回は1700円/キロで買えたのが、3500円/キロだからね。倍額ではどうもなぁ・・・。

 もうちょっと安く手に入らないかと、知恵をめぐらし、スーパーに行くもなし。
 そうか、地元の魚屋はどうかなと、日曜日だし開いているかなぁと危惧しながらも行ってみた。
 一軒目で、店は開いているけれども人影なし、すみませーんと連呼して5回目位にやっと出てきてくれたご主人。クジラありますか?であるよ「たれ」と「生肉」・・・よっしゃ、生肉を買いに来たのだから、いくらですかと聞いてみると2400円/キロとのこと。これなら、解体直売の1700円から倍額とまでは行かず、地元価格として妥当だろうと判断し、1キロ弱を購入した。

 いやー、買えたからよかった。

 あと、魚屋さんで買うと、すでに冷凍されているから、クーラーボックスに入れても比較的あんしんなのがいい。解体直売だと、氷はもらえるけれども、まんず生のままだから、そのへんに気遣いが必要だから。

 ともあれ、遠路はるばる来て、買い損ねてしまったでは悲しすぎるので、良かったと思う。

 ツチクジラが取れる時期はこのへんの魚屋で買うのもいいかもしれない(というかその方が楽かも・・・解体って早朝に行われることも多いから)。