今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

初めて行った地で懐かしく食べる地元のもの 〜フライ・ゼリーフライ〜

 さて、昨日は行田に行つたわけだが、昨日も語ったように初めて行った地である。

 しかし、そこの代表的グルメである行田のフライ・ゼリーフライに関しては懐かしさを感じる。

 昨日初めて行ったにもかかわらず、懐かしさとは矛盾していると感じるかもしれないが、フライ・ゼリーフライ食たことがあるからである。

 まるじゅう やきそばとフライの専門店 館山 房総  と言うお店があった。過去形で言ったのは、今現在ホームページによると休業中のようであるからである。
 南房総は館山はそれこそ暴走フリークの私にとっては馴染みの地であるがそこで初めてであったのが行田のフライ・ゼリーフライであったのである。このお店の旦那さんが、仕事の関係で行田近辺にいたとのことで、この興味深いフードを館山の地で紹介しようと開かれたお店とお伺いしたが、とても良くしてもらえたので、思い出深かったし、フライもゼリーフライもなかなかに美味しかったので、思い出深かったのだ。

 その思い出と共に、行田のフライ・ゼリーフライというのが頭にあったので、昨日行田に行った時に、本場のフライ・ゼリーフライをいただいたが、懐かしさが先に立ったというわけである。

 やはり、本場であれば、元祖店に行きたいものじゃないかということで元祖を探し出して行ったのがここ。
 

 住宅街にある駄菓子屋的店構えであり、実際駄菓子を売ったりしているが、中でおばあさんが、一生懸命焼いてくれる。

 もともと、行田は足袋などの衣料品の町であり、衣料品の工場が結構あったため、女工さんたちのおやつとしてフライが開発されたと言われるそうだ。
 
 フライとはお好み焼きをうっすーく伸ばしたような感じのものと思っていただければ近いのではないだろうか。行田独特のものである。具を混ぜてから焼くのではなく、まずは薄くクレープのように生地を作りその上に具を乗せていく(ニラとか、卵とか)と言う流れ。ソースか醤油かが選べたりする。ソースにしたが・・・。

 そのような生い立ちのものだから、このような感じの駄菓子店のような感じのところで気軽に安く食られるものである。その伝統がよくわかる元祖店であった。

 頂いたフライはこのようなものである。かなりボリュームがあるのでお得感があった。

 ゼリーフライは、肉のヒラノという肉屋さんで買ったが、こちらもかなり美味しかった。ゼリーフライの方は、ジャガイモにおからを混ぜて素揚げしているソースをつけた、おからコロッケのようなものであるが、衣がついていないのでヘルシーである。

 フライもゼリーフライも行田独特のものであるが、なぜ全国的に広がらないのかなと思うくらい結構おいしいものであった。

 現在休業中のまるじゅうさんも 早く復活して欲しいものだ。よき食べ物を教えてくれてありがとう。多分、行田に観光に行ったとて、まるじゅうさんにおしえてもらっていなかったら、行かなかったろうから。