今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「ある公爵夫人の生涯 」という映画を見た

映画「ある公爵夫人の生涯- Wikipedia という映画を見た。

なぜにこれを借りてしまったのかは実はよくわからない。多分、どなたかがいいよとレビューしていたからだろう。

というのも、1700年代の貴族の様相を描いた映画であり、私としてはあまり好きな時代背景ではないから、進んで借りるというわけではないわけだが。まぁ、私は古代・中世よりも現代史が好きだったし、舞台背景はそのへんが好きなのだが、妻は私と対照的に古代・中世が好きだったりするので、そのへんの対立があるため映画を一緒に見ようとすると難しかったりするわけだが、今回は妻も一緒に見た次第。

 なんか・・・すごく、雰囲気のある映画であった。衣装も豪華だし、背景もきれいな実写映画。
 主演のキーラ・ナイトレイさん、聞いたことあると思ったら、パイレーツ・オブ・カリビアンで出てきた人だったわけだね。なるほど。

 中世はあまり好きではない私が引き込まれて見てしまったわけで、ストーリー的にも面白いかな。

 要するに、貴族の話。世界史を少し学ばれたことがある方なら、ホイッグ党とかトーリー党とか聞き覚えはあるだろうし、その時代がこんなだったんだぁという視点で見ると楽しいと思う。

 奔放な貴族の女性を描いたと言えばそうなのだが、貴族は貴族なりに大変だったのかと思うが、その下に庶民がいることを思うに、それを大変と言ってしまってもいいのか・・・
 そんな感想を持った。

 今の日本では憲法第14条2項に「華族その他の貴族の制度は、これを認めない。」と明文で記載されていることの貴重さがなんかわかる気がした。生まれながらに差がついている(まぁ、実質的に経済的には特にあるといえばあろうが)のはちょっとよろしくないからして。

 この映画はその生まれながらに上層部にいる人たちのそれでも苦悩がある物語であり、実話に思える。そこに迫力はある。