今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「秒速5センチメートル」という傑作アニメ

秒速5センチメートル - Wikipediaという映画を見た。

数年前のアニメーション映画だが、私としてはとても面白かった。

妻にしてみれば、なぜ一緒に見させられたのかとブーイングであったが、それでも最後まで付き合ってくれたのはそれに迫力があったからだろう。

(以下ネタバレあり)


 まぁ、言ってみれば小学校の頃の初恋の女の子を忘れられない男の話と言えようか。ネット上では鬱々としてしまうという評が多数あるが・・・

 私は、なんと言っても、もてない男の心の語り(現 もてない男のその後の語り) http://www.motenai.net/ の作成者であるからして、この主人公の男にやたら共感してしまう部分多々あり。妻がそこに共感できなかったのも無理はなかろう。

 男はロマンチストで女はリアリスト・・・よく言われる話であるが、それをそのまま体現したストーリーと言えようか。

 しかして、そのアニメーションの背景の緻密さには恐れ入る。もちろん、画像処理した実写からのアニメと言えど、多くの鉄道マニアを唸らせる感じの鉄道描写はその視点から見ても迫力はあろう。

 種子島の高校のカブ通勤も、へぇと言ったところだ。

 諸々含めてかなりの傑作と私は思う次第。