昨日、ブログに関して語りながら、思い返してみると・・・思い出すことが結構あった。なぜ、ブログシステムを使い始めたか。
もともと、もてない男の心の語り(現 もてない男のその後の語り)の更新がなかなか大変になってきていた(鬱積した思いをぶつけていた頃にはどんどん書けたが、かなりの数のエッセイ・コラムを書いたらなかなか書けなくなっていた)。そうすると、更新しないとアクセス数ががた落ちである。
日々の短信としての公開日記のようなものが必要に思えてきて次のようなシステムを使っていたのだ。
今日の一語り
http://www.motenai.net/chat/diarylog3/wd200305.html
これが、このウェブ日記、今日の一語りの起源である。
昨日も語ったが、一人だけ書き込める掲示板的システムである。
なんか天気マークが入れられたりかわいかったのでずいぶん愛用していたが・・・反応をいただきにくいのが問題点であった。
反応としては数クリックして戻って、HP本体のリンクから掲示板にさかのぼってもらって書いてもらうか、HPトップのアクセス数だけが反応であったため、少し寂しかった。
それでも、好きだからウェブ日記を書き続けてきたし、昨日も語ったように大学院でウェブ日記研究をしてみたりしていたのだが、師事した先生が教えてくれたのがウェブログシステムであった。
非常に興味深かったのが、一日分の日記・・・ブログ的に言えばひとつのエントリーということになろうか・・・にそれぞれにコメントがつけられること。
今やブログサービス全盛でそんなのは当たり前という世代の方からは年寄りの繰り言と思われようが、たいそう魅力的であった。
それまでアクセス数や掲示板への書き込みをいただけるごく一部の熱心なファン以外からのダイレクトな反応を一日記ごとにもらえるというのはたいそう魅力だったわけだ。
そして、今みたいにアメブロだのなかった時代である、自分でウェブログシステムをサーバーに仕込むしかなかった。
一生懸命勉強して、サーバーに仕込んで始めたわけだよね。Movabletypeというウェブログシステムを。これはプロ用とも言えるものであり、なかなか仕込むのが難しかった。しかも、洋物であったため、英語とかを読めなければならなかったから。
和製ウェブログシステムとしてはtDiaryというものがあったが、Rubyという言語が使えるサーバーを必要としたため、できなかった。本当はそちらがよかったのだが。
でも、今思えば、Movabletypeの方がよかったかな。そっちが主流になったから。
そして、Movabletypeも重すぎるということで、今じゃWordpressが主流になっている。Movabletypeは静的HTMLを生成してくれてよかったのだが、確かに、エントリーが増えてくると個人で使うには再構築に時間がかかったり、できなくなったり。
ということで、サーバーを買えてみたりしたが、結局、サーバー維持にやたら時間を食うようになり、表現することに時間が割けなくなってきたので、それでは本末転倒だろうと、ウェブログサービスを使い、現在に至った。
そんでもって、がっちり表現に注力できているかというと、別にそうでもなく、何を食べたとか、房総行ったとか語っているわけだが・・・まぁ、それもよかろうとか自分を許している。仕事じゃないのだもの。
ブログサービス当たり前の現在、年寄りの繰り言だけど、ブログに情熱を傾けてシステム屋まがいのこともしていた年寄りもいたってことを語った次第。