今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

好きになった瞬間を覚えているのは珍しい

 読書ってのは、それを趣味をしている人以外は、ふっと読んでみようと思い、読んでみることが多いのだろう。

 私もそうである。

 それを明確に覚えていることは少なく、なにか読み始めて好きになったのか、好きだから読んでいるのか曖昧になってきてしまうことが多いと思うが・・・好きになった瞬間を明確に覚えている印象深い作家もいる。

 松本清張さんもその一人。

 高校時代、ふっと思い立ち、読まなきゃと「点と線」ゼロの焦点」などを読んだのが始まり。

 それ以降、別に愛読してきたわけではないが、テレビで清張原作ドラマが放映されるとよく見てしまう。

 先週末、二夜連続で放映された「三億円事件」「黒の福音」もそう。
 録画しておいて見ていたら、面白かった。

 きわめて松本清張先生的な戦後の暗い時を描き込む手法のストーリーだて。
 とてもはまれたわけで、少し幸せ。