今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

とてもよい映画を見た・・・イギリス映画の暗い状況での救いの描き方

映画「アンコール!!」 : 作品情報 - 映画.comという映画を見た。
日本での劇場公開は去年の6/28とのことで、かなり新しい映画と言えようが、とても感動的だった。

夫婦生活ってこうあるとうれしいなと感じさせてくれる映画。

人生思うようにはいかない。それでも、そこに喜びを見つけることができたら幸せ。そんなことを感じさせられた。

老境を迎えた老人たちのコーラスを舞台にしたお話だが、ビジュアル的にはうーん、老人のコーラスかぁという部分は初めはあるが、人生を語る上でそのシチュエーションは非常にリアル。それが感動につながったのだろう。

イギリス映画だが、イギリス映画はそういう感動を呼ぶ状況設定がうまいと思うのだ。

この語りでもイギリス映画で感動したというのは何度も語ってきている。

似たような雰囲気を感じる映画では・・・

炭坑とダンス - 今日の一語り(はてな Ver.)
http://d.hatena.ne.jp/small_editor/20071212/1197471283

映画「ブラス!」を見たり - 今日の一語り(はてな Ver.)
http://d.hatena.ne.jp/small_editor/20041127/1101542376

で語ったような感じ。
炭鉱でのダンスをする少年はリトルダンサーフル・モンティでは炭鉱での失業者男性たちがストリップダンスをしていくという状況。ブラス!も炭鉱での失業者がブラスバンドでがんばる状況。

今回の映画も老境という暗い状況からのかすかな救いを描き出して感動を呼ぶもの。

イギリス映画の得意技のように思えてきた。

とても良い映画でした。