今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「40歳の童貞男」を見た


 映画「40歳の童貞男」というのを見た。


 こんな映画→「40歳の童貞男」公式サイト40歳の童貞男 - goo 映画


 意外にもなかなか面白かった。妻に言わせれば、時間を返せというほどつまらないわけではない映画という評を言っていたが、私も全く同感である。


 非常に心揺さぶられるほどの感動はないにしろ、ストーリーは2時間ほどのものとしては飽きずに見られる。まぁ、DVDを借りて見たので、ところどころ中断を挟みながら見たわけで、劇場で2時間みっちりとなるとどう感じるかは保証の限りではないが、そこそこに面白い。


 邦題が「40歳の童貞男」という過激なタイトルだから、どうも"げてもの"を想定してしまうが、まぁ、下ネタは多いから、カップルで見る時などはどこまで相手との関係が進んでいるかには十分に留意が必要ではある感じの下ネタはちりばめられているものの、そこまで"げてもの"ではなく、さきに「意外にも」と表現させてもらったように、なかなかにストーリーも心的共感を呼ぶハートウォーミングなコメディーとして仕上がっているのである。


 私が、この映画を見ることにこだわったのは・・・私が もてない男の心の語り(現 もてない男のその後の語り) というページを作っているからゆえである。


 多分日本で初めて1998年5月より自分を「もてない男」と位置づけ語り始めたインターネットホームページであるわけで・・・そういう「もてない」語り部である私としては見逃せないタイトルであったわけだ。


 まぁ、この映画は「童貞」という肉体的もてなさ性に焦点を置いているが、私の方の「もてない」は主に精神的なもてなさ性への焦点があるわけだが、終局的にはどちらも「ステディな異性のいないことによる切なさ・コンプレックス」に行き着くわけで・・・その意味では非常に共感できる映画であったわけで。


 この映画の主人公は、いわゆる「オタク」であるが、私もオタク的に見られることがある。


 そう、独身なればこそ、いろいろなことに打ち込める。その経済的余裕もある。そのへんに関しては大いに同感できるし、そのへんの描写もうなずけるものがあった映画である。


 まぁ、超オススメというわけではないものの、名前ほど変な映画ではないような感じというところか。