今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

釣った魚で本場的フィッシュアンドチップス自作への試み、第一弾

 私は釣り人であるが、釣り人には、釣った魚を食べるか否かで分類すると2種類に大別される。

 食べる人、食べない人。

 淡水魚はなかなか寄生虫の問題とかあって食べない場合が多い。内陸の湖とかに行くと、小さいボートに乗ってルアーを投げまくっている人がいるが、バサーと言われるブラックバス狙いの人たちである。ブラックバスはえらく引くらしい。暴れるらしい。となると、釣るという行為自体が面白くなるらしい。すべて伝聞調なのは釣ったことがないから分からないからである。

 まぁ、確かに引き味ってのは釣りにおいて重要な構成要素であり、釣ってはリリースという楽しみ方もあろう。

 ブラックバスなどは食べてもあまり美味しくなく、食べるための処理も面倒だったりして、食用は一般的ではないから、食べない人だったりするわけだ。

 もう一つの類型に食べる人がある。私は明らかにこっちである。

 食べもしないのに何を面白くて竿を出さんかという思いを持ちながら釣り場に向かっている口である。

 私の釣りのほとんどが海、または汽水域に釣りに行っているのは、海の魚、汽水域の魚はほとんどが食べられるから。フグは食べないけどね。

 そう、私は食べる釣り人なのである。

 

 そんな私が夢見ていたことが、自分で釣った魚でフィッシュアンドチップスを作ると言うこと。

 まぁ、釣った魚は食べるという主義だから、持ち帰ってきて食べるわけだが・・・食べきれないものが冷凍庫を占拠していた。

 さて、フィッシュアンドチップスと言えば、UK(大英帝国、イギリス)とかアイルランドとかで有名なつまみの料理。

  私は一時期アイリッシュパブにはまっていたことがあり、フィッシュアンドチップスはお気に入りだった。

 人間ドックも終わったことだし、飲みは解禁、作ってみようじゃないかと作ってみたんですよ。

 作り方を調べたら、面白いですね。

 衣の種にビールを入れたり、重曹をふくらし粉として入れたり、フッシュのかさ増しをするようです。

 なるほどね、それで食べでを出すことで、ご飯とかの炭水化物を要しないようにしているのかとか思いつつね。f:id:small_editor:20210919232122j:image

 作ってみましたよ。見た目はうまくできていますね。ポテトなんかはとてもうまそう。魚もうまそうなんですけどね。

 あ、重要なことが一つ。右にある、瓶ですね。モルトビネガーという麦ベースの酢なんですけど、これを探し求めて右往左往しましたよ。何軒か回りましたよ。なんとか手に入れた次第。サーソンズのモルトビネガーアイリッシュパブに行くと平気でおいてありますが、自分で手に入れようとするとなかなか苦心する。

 それにしても、イギリスとかってよほど麦が好きですね。スコッチウイスキーだって麦ベースだし。というか北国ゆえそういうことになるのかもしれぬのですが。

 

 見た目は美味しそうです。確かに、美味しい。ただね、少し見えているのがコノシロの皮ですが、これがだめだった。コノシロは小骨が多いんですよ。だから酢漬けにして小骨を溶かして食べたりする。しかして、コロモ厚めだとそこまで火が通らず、身がふっくらしても、小骨が当たって食べられませんでした。ということで、大きなコノシロの身は結局食べられず。でも、ベラとかカタクチイワシの身は美味しくいただけましたからね。

 半分成功ですね。モルトビネガーは妻も気に入りました。私はアイリッシュパブとかでかけていたときは、なんか薄味の酢でなにがいいのかわからなかったのですが、中年の今、よく分かります。この酢をかけると脂っこさが消える感じで食べやすくなるのです。

 まぁ、半分成功ですね。コノシロはだめだなぁ・・・。カタクチイワシとかは青みの魚ですが、これはあり。ベラはなかなか白身っぽくてよかった。

 

 アイルランドにしろイギリスにしろ北国ですから鱈とか採れるんで本場では鱈を揚げたりしているんですが、鱈なんて東京湾じゃ釣れないわけですよ。

 今度はサバを揚げてみようかなとか思っております。