今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

一番好きな映画

 私は映画が3度のご飯と同じくらい好きであるし・・・一部の人には、私が映画マニアと言えるくらい映画好きということは認知されているだろう。

 30過ぎて独身で、映画ばかり詳しくなっていく自分は、決していいものではないし、誰と観に行くわけではない、大体ひとりで映画館、または、DVD・ビデオ、テレビでの映画を見ているというのは、かなりロンリーだし・・・その意味で、お前ヒッキーなんじゃないの?というそしりは甘んじて受けるつもりだ。

 そんな、私は「じゃぁ、一番好きな映画は?」と問われるのが一番困る。ミステリーではこれ、SFではこれ、ファンタジーではこれとか各種ジャンルでベスト1があるわけで・・・なかなかに困るわけだ。
 古い映画から新しい映画までだいたい網羅しているし・・・そうかなり上位に上がるのが、古きでは「カサブランカ」中学生の頃見て、とても衝撃的で、いつかは君の瞳に乾杯って言ってやるぞって今だって思っている。「駅馬車」・・・このウェスタンの名作は今見たって面白い、今でこそ使い古されたウェスタンストーリーかもしれないがこれぞ王道と言えるだろう。新しきは「アンタッチャブル」・・・このストーリー展開は刑事物の王道と言えよう、カメラワークも見事だ。「ショーシャンクの空に」・・・スティーブンキングものだが、キングらしいファンタジーに偏っちゃうわけじゃなく、ちょっとアンビリーバブルな面はあるものの、希望がある限り人生は捨てたもんじゃないということをよく教えてくれる名画だ。「レインマン」・・・ダスティンホフマンの演技が冴えるヒューマンストーリーの逸品と言える。ミリタリーものなら「プライベート・ライアン」・・・これを超えるものはそんなにないだろう。宇宙ものなら「アポロ13」・・これは傑作だね。刑事物なら刑事コロンボもいいがちょっと通俗的、やはり「LAコンフィデンシャル」といったところか。潜水艦ミステリーなら「レッドオクトーバーを追え」がいいだろう。

 いろいろ思い浮かぶ。

 ただ、今日、「シンドラーのリスト」が放映されていて・・・見ながら・・・全てを超越して、僕がベスト1と言えるのはこの映画だと思ったんだ。

 この映画は、僕がまだ大学生の頃に横浜の関内に見に行ったことを今だって明確に思い出せるほどだ。やっぱ、これがいい。

 うーん、アウシュビッツを訪れてみたくなった・・・。

 映画「JSA」に影響されて韓国と北朝鮮の境目・板門店 に行ってしまった私・・・この思いはなかなか強いかもしれない。