今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

珍しい中華野菜を食して台湾を思い出す


 中国野菜というのは、まぁ、チンゲンサイくなどは近くのスーパーなりで見かけたりすることも多いのでので買ったりすることもあったが、ほかはなかなかに見かけないし、見かけたとしても調理法が分からず手に取れないものだったりする。


 時々、有機野菜を通販にて仕入れさせてもらっているマナ農園から届いた野菜の中に珍しき食材が。そう、空芯菜(くうしんさい)というもの。妻が調べて料理してくれた。


空芯菜の炒め物


 これが空芯菜である。幹の芯の部分が空洞になっているのがご覧頂けるだろう。まさに空芯なのである。だから空芯菜かぁと思いつつ。


 かなり癖のある味で、そりゃチンゲンサイなどもかなり香りが強く肉と一緒に味濃く炒めたりするが、これもニンニクとタカノツメと一緒に炒めたもの。そういうようにして癖をやわらげつつ、その癖を楽しむみたいな感じで、典型的な中国野菜で中華料理的な野菜だなぁと感じつつ食べてみた。


 通常、こういう得体の知れない野菜が届くと、妻も私もまずはうろたえたりするものだが、今回はそうでもなかった。


 というのは、多分、先日行った今年初の海外旅行で行った台湾にてこれを食べたと思うから。点心屋さんの付け合わせの野菜としてこれを出てきたんだと思うんだ。かなり癖があって、ほーと思いつつ頂いたから。


 だから、あ、炒めるんだなって直感できたためうろたえずに済んだ次第。確かに、ニンニクとタカノツメが絶妙にマッチし、好みは別れると思うものの、私たちは結構好んで食べられた。なんか、その癖がある分、酒のつまみにはとてもよさそうという気分になった。


 マナ農園のような直販系の野菜販売を利用させて頂いていると、時々、こういう珍しき食材に出会えるから楽しい。そして、今回は奇しくも先日行った台湾を思い返させてくれる食材であったことが趣深かった次第で。