映画「アイランド」(- goo 映画)を見た、テレビで放映されていたからね。
いやいや、本当にすごいストーリーだし、映像美もすごい。
マイケル・ベイ監督の作品だが、名前を聞いたことがあるなと調べてみたら、「アルマゲドン」とか「ザ・ロック」とか、なるほど迫力ある映像を撮る監督だよね。
でも、すごいのはそのストーリー。
秦の始皇帝は不老不死を求めたという故事は有名であるが、人間の究極の欲望はそこなのだろうか。その点を見事にテーマにしてきたこの作品、そのストーリー建てが秀逸である。
私も幼き頃より映画を見続けてはや30年近くになろうか、映像美だったり、その迫力だったり、ストーリーに感激してきたが、やはり、古典と言われる物から見ているとある類型化が理解できてくる。古くから名画とされているものは、それなりの不変の良さがあって、その後の映画はその類型の要素を取り入れて成り立っていることが多い。
この映画ももちろん、ある類型の要素も取り入れているわけだが、それ以上に不老不死というストーリーテーマはあまり例に記憶がない。その着眼点に脱帽であった。
不老不死と、人権。その深遠なテーマを深く掘り下げたこの映画は最近見た映画の中では特に秀逸と思うのだ。