今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ドラマ「オリンピックの身代金」を見た

オリンピックの身代金|テレビ朝日 を見たんだ。

 非常に迫力のあるストーリーであり、録画しておいたのだが、こういう2時間物二本立てだと見ないまま過ぎてしまうことも多いが、これは引き込まれ2日にわたったものの一気に見てしまったもの。
 主演の竹野内豊さんは久しぶりに見る感があるが、やはり、かっこいいなと思いつつ・・・豪華な役者陣も見応えがあったが、やはりストーリーがいい。

オリンピックの身代金 (奥田英朗) - Wikipedia

 Wikipediaによると、かような感じで原作があることが分かるが、その世界観がとてもいい。
 テーマは、貧困・格差ということだろう。
 華やかなオリンピックの裏に貧困者の犠牲があったことをドラスティックに描き出しているわけだが、やはり、無理に無理を重ねたのも想像に難くなく、そのへんをえぐっているのがこのドラマ・ストーリーのいいところだ。
 オリンピックのために短期間で首都高を作ったということが美談として扱われるのをテレビで見たことがある。短期間で作るために既存の道路の上に首都高を敷いたと。確かにそれは知恵だろう。しかし、オリンピックのためという裏に犠牲があった・・・それも想像はしたくないかしれないが、想像できることだ。

 貧困・格差・・・最近とみに目立ってきているが、そのへんをえぐったこの作品は見応えがあったのは事実だ。

 犯人を応援するのか、追う刑事を応援するのか・・・そのへん・・・通常であれば、追う刑事を応援するわけだが、そう思いきれない感じのストーリー建てが秀逸。