映画「ロード・オブ・ウォー」( - goo 映画)を見た。
武器商人を描いた映画であったが、とても見応えがあった映画だった。
正直期待以上だ。
この前、映画「ディア・ウェンディ」を見て、痛烈な銃社会批判だなぁと感じたわけだが(今日の一語り: 映画「ディア・ウェンディ」を見た 参照)、今回の映画も本当に印象的に銃を扱っている。
(以下ネタばれあり)
初めはよくそのテーマが分からない。というのも、「ディア・ウェンディ」の時のように暗い欧州的雰囲気であったら、あぁこれはハッピーエンドではなかろうなと見当がつくのだが、あくまでアメリカ的な始まり方であるから。
しかし、とてもとてもハッピーエンドとは言えず、最終的には痛烈な戦争批判、銃を含む武器への批判になっていて、平和学習的なテーマ立てと言っても過言ではないくらいの重いテーマであった。
映像技術的なすごさも迫力があり、テーマ的にもぐいぐい迫ってくる迫力があり、とても考えさせられる映画であり、一気に見ることができた映画。
平和の尊さを実感させられ、改めて感じさせられる本当にまじめな映画である。
見た後の余韻がある映画というのはそうない中で、これはとてもある。
監督を調べてみたら、「トゥルーマン・ショー」の脚本・制作、「ターミナル」の原案を担当した人で、アンドリュー・ニコルさんという方。なるほど、余韻が残る映画を作る人なんだと納得した次第。