今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

成人式でも格差


 さて、この3連休は成人の日の休日がらみの3連休なわけで、各地で成人式が行われているようですね。


 特に、今朝のニュースでは必ず千葉県は浦安市の映像が流れまして、そう、浦安市東京ディズニーランドで成人式をするとのことでテレビ的に画(え)になる光景ということでしょうか、テレビをかけているといやというほど目に入ってくる光景ですね。


 映っていた新成人へのインタビューでは浦安に生まれてよかったという声も散見しましたが、それはその通りでしょう。私なんかも何度かはディズニーランドに行ってはいますが、そこで遊ぶのも一人5千円単位のお金が必要になるわけで、1万円の半額なわけだし、そういえば、かのマイケル・ジャクソンが借り切ったというセレブな話があったのも東京ディズニーランドですな。


 それにしても、昨年の成人式では破綻した北海道の夕張市では市による成人式が財政的に行なえず、新成人たちの手作り成人式を新成人たちボランティア努力で行っていたことを鑑みるに、生まれた場所の違いだけで、かたや黙っていても招待される日本を代表する高級リゾートパークでの成人式、かたや手作りで自ら動かねばできない成人式。


 成人式にも格差が生まれてきているなぁと感じた次第で。成人式のようなものは、ひとつの世間一般的に広く認められているイベントにおいても、格差が出てきているのは、地方の衰退の象徴的出来事のような気もしてしまうところ。


 もちろん、例年多く報道されるような荒れた成人式で、成人式の存在自体に物議を醸すような状態もよいとは言えないし、それよりかは、みんなディズニーランドに入れてニコニコという方がいいのかもしれないけれども、格差が顕著になってきている昨今、目に見えて自治体ごとの力の差が如実に出るような、ディズニーランドでの成人式などは・・・うーん、いかがなもんでしょうかねぇと思わないでもない。