今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

沖ノ島に渡る 〜館山旅行記〜

 今回は、前回の館山日帰り散歩の際にいけなかった心残りであったところを重点的に回りたいという思いがあったわけだが・・・

 沖ノ島というところが館山の沖合にある。無人島である。

 海上自衛隊館山航空基地の向かいに浮かぶ無人島。
 その一時からも、旧日本軍の館山航空隊と関連する軍事遺構としての感覚を彷彿とさせる部分もあるし、私の住まう神奈川県では、横須賀が旧日本軍の軍港であったことから今でも海上自衛隊・米軍基地等のある軍港の町の感覚は息づいていて、その沖合に東京湾を防衛するために砲台を設置した猿島という軍事遺構としての無人島があるが・・・そこを彷彿とさせるなぁと思いつつ行ってみた。

 関東大震災で陸続きになったらしいので、歩いて行けるのである。
 横須賀の猿島もそうだが、軍関係の遺構であると、自然が多く残るということが現代的な売りになっているが、それも軍関係というアンタッチャブルであったことによってもたらされた副次的なメリットであろうが、自然は確かに手つかずである点は見て取れる。

 壕の跡が道の途中であったりするのが、やはり軍事遺構だなぁと感じられるところ。

 中央部あたりに、全自動でメンテナンスフリーとうたっているトイレとかもあるが、どうもあまりきれいではないが・・・雰囲気こんな感じの島である。自然は豊かである。

 海岸もあったりするので、自然を楽しむにもいい感じではあるが、かなり手つかずの自然であるのでちょっとこわい位の部分もあったりして。

 この手つかずの自然を生かして、ダイビングの教室が開かれていたり、ネイチャリングツアーが開かれていたりもするようなので、そういうのに参加するとより自然が楽しめたかもしれないが、私はそこまで自然愛好家ではないので・・・あぁ、館山は軍遺構が多いし、その意味で横須賀と共通するなぁという部分での感心があった感じであった。

 横須賀の猿島と館山の沖ノ島の共通感を感じられたりしたところであった。

 猿島は渡船に乗らねばならず、こちらは歩いて渡れるという違いはあれど、雰囲気はよく似ている。