館山は、戦前は航空隊があったところということは以前聞いたことがあった。その名残だろうか、航空自衛隊の基地もまだあったりするところであるが・・・
館山航空隊が、空襲が激しくなった頃から使ったであろうという地下壕が展示されていると聞いて、とても興味ぶかいため行ってみた。
館山航空隊の話は、聞いたことがあったから。
夏の旅行では岩手の 龍泉洞 というとても大きな鍾乳洞に入ったり、氷渡探検洞にヘッドライト付きヘルメットと懐中電灯を持ち2時間くらいもぐったりして・・どうも今年は穴に潜ることが多いわけであるが、今回も・・・
ヘルメットと懐中電灯を持ちいざ出発。
ここが入り口である。
中は電灯をついているものの・・・やはり暗めで、肌寒い。
鍾乳洞は水が流れているから気化熱の原理からものすごく寒くなるのは自明であるが、ここも寒い。秋が深くなってきているところで、文字通り底冷えのような気がすると妻と話していたりした。
大戦末期、終戦の日までここは使われていたらしい。それを思うに、なんと戦争は悲しいことかという思いを禁じ得なかった。
本土決戦のかけ声の下にこの寒い穴蔵で暮らすのを余儀なくされた人々が多かったのだろう。
戦争は二度と起こしてはならないと思った。