今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

横須賀の田浦散歩

 神奈川県は横須賀市の田浦というところを歩いてきた。
 横須賀という土地を訪れるたびに、戦争を感じざるを得ない。というのも、もともと横須賀鎮守府が明治時代に置かれて以来、海軍の地として存在したし、今でも米軍基地や海上自衛隊の基地関連がある基地の街としてある。田浦もそういう軍関係のものを感じられる土地である。

田浦 (横須賀市) - Wikipedia

 さて、今回ここを訪れたのは、田浦梅林の公園(田浦梅の里)があるということを知ったため。
 今週末は寒いので、梅も残っているかなぁと思ったことと、また、けっこうな登りのある丘の公園であると知ったので、ここを散歩すればいい運動になるなぁと思ったから。メタボな世代の私にとって日々は忙しく運動できずにいるので、こういう時くらいはということである。週日はくたばっていたので、

 さて、行ってみたら、確かにすごい勾配のある公園であり、ほとんど登山の感覚であり、いい運動になった次第。

 上に上がったらすごいよい展望であり、これが魅力であった。
 遠く、浦賀のドック跡が見えて、まぁ、浦賀のドックはもともと日本海軍の駆逐艦の建造で名を馳せた場所でもあり、その意味でもやはり横須賀は戦争を感じさせられる。
 戦後も海上自衛隊の関連とかで艦船製造を続けたが、近年閉鎖されたところであり、一つの産業遺構として迫力有る景観が残っているところで好きな場所だが、遠景で海とドックが見えるとなんかわくわくするものだ。

 肝心の梅はほぼ終り調子であるが、それなりに残っていたりもした。


 寒かったけれども、いい運動もできたしよかった。

 田浦の梅は梅ワイン等に使われているようで、実用として使われているらしい。お土産に梅ワインを買って帰ったし、また、梅林近くの「ふじみや」という和菓子屋さんで、梅どらを買って帰ったんだが、これはかなり梅ペーストの味がきいていて美味しかった次第。

 散歩という形で運動量を増やしながら季節を感じていきたいなという風に思ったし、若い頃はこういう静かな刺激では物足りなく感じていたが、今はそれを楽しめるようになったのは加齢相応のことであろう。年を取るというのは、通常健康を損なっていったりして、うまくないことが多いが、こういう風情を感じられるのは加齢ならではで、いい側面でもあろうか。