私は、ファイナンシャルプランナーの資格を持っている。
正確には「2級ファイナンシャル・プランニング技能士・個人資産相談業務」である。
だから、個人資産の相談に国家資格の権威を持って乗ることができる・・・と大げさに言えばそうだ。
でね、思うんだよね。
私は幼き頃から、元本保証の預金以外には手を出すなと自ら律してきたし、親からの薫陶もそうであった。
それをかたくなに守ってきて悪くなかったと思っている。
しかし、ファイナンシャルプランナーの資格を取るに際して、やはり、金融商品の知識も増えてきて、株式等の知識も身につけざるを得なかった。それらを知らずして個人資産相談には乗れないのだろうから試験科目にもなってきている。
だから、ひとつくらい株を買ってみたんだよね。
物価というのは基本的にインフレ傾向にあるよね。昔は100円で買えたジュースは、今や120円とかを想起していただければいい。
それにあわせて元本保証の預金の利率というのは上がっていく物であるが、その上がり幅はインフレ率に比べれば低いのが常であったりする。特に昨今は利息なんてあってなきがごときの定率だから。
だからこそ、もうちょっとの利幅を目指して、リスクのある株式やその他の金融商品に手を出した方が良いよという情勢になってきている。
だから、「あるじゃん」とかの雑誌とかでも株や金融商品での資産運用を薦めるし、FP技能士にしたって結構薦めると思う。
でもね、リスクの方が大きいんだよね。絶対。これは間違いがない。
私も買った株は、買った時の値に比べて半値くらいに下がっている。
元本保証の預金に預けて置いた方がよほど良かったという状況だ。
庶民のレベルの資本で、株は買ってはいけない。それは私は自信を持って答えられる感を持っている。
私の幼き頃からの信念は誤ってはいなかったのだろうと思っている。