今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

愛する腕時計が直って帰ってきたのである

 今年の2月17日に 長年使ってきた腕時計が壊れた・・・ - 今日の一語り(はてな Ver.) のように語った、壊れた腕時計。

 結局修理の見積もりに出した。そしたら、メーカー送りになった上で結論的には、一回水も入ったこともあろうからオーバーホールもした方がいいというところ、また、欠けたリューズもなおしたいとか、単なる文字盤のずれの修理にとどまらず、あれもやった方がいい、これもやった方がいいという形で修理積算が積み重なっていく、ほら、車の車検とかでよくある感じで見積もりが上がっていってしまったのでほぼ2万円かかることになった。

 ちょっと迷ったんだよね。確かに、使い始めて10年は余裕で超して、それまでにオーバーホールも2回しなしなくてもいい精度をたたき出していたから、文字盤のずれさえ修正できれば問題ないだろうと思っていたところだったので、もう少し安くしたかったのも事実でね。買った価格が5千円だったと思うから、オーバーホールまでは要らないよという気分だったのだがね。
 でも、メーカーとしては一回あまりにもぼろぼろになっているのを見たら(どこにぶつけたのか、リューズは欠け、ガラスも欠けたりしているから)、きちんと直したいのが人情だろうから。

 決め手は、妻がその時計を愛してやまないのでしょ?だったら直しなさいと言ってくれたこと。

 でもねー、それからずいぶん時間がかかったよ。前の語りが2月17日なんだから、見積もりだして決断に少し時間がかかったとしても、戻ってきたのが今頃だから2ヶ月くらいか。

 それでも、時間を掛け、お金も掛けたからさ、こんなにぴかぴかになって帰ってきたよ。我が愛する腕時計は。

 そしてはめてみたら、確かにデジタルの時計よりは重みがあるんだけど、薄めだから邪魔にならない。これだよなぁと思ってはめている。

 やはり、慣れた時計を一生使えるのが機械式の時計の良さ。この機械式の時計を一生愛せるんだろうな。

 妻ともどうして妻とだったんだろうって思うこともないことはないのだが、こういうものだよね、一緒になってみて、慣れてみて、やっぱり唯一無二だって思えるのがさ。

 ちょっとうれしいし、はめててうれしい次第