今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

まじめに読書してしまった今日

つながりすぎた世界

つながりすぎた世界

 なにかしらで興味を持って、図書館で予約して借りていた本である。「つながりすぎた世界」。

 返却期限が今日なのに、ほぼ今日から読み始めたようなぎりぎり提出レポート的な感覚で久々の読書。

 mixiだ、Twitterだ、FacebookだとSNSやコミュニケーションツールのようなものが発達してきている世の中、そのへんのIT論かなぁと思いながら読み始めたが、実はもっと大きなことを論じている。

 現代がインターネットを通じた過剰結合社会と定義した上で、過剰結合にちょっとした正のフィードバックが加わることで大きな影響(悪い方向も含めて)が出てしまうことの弊害を述べたもの。

 それなりに学術的なものであるが、社会システムを大きな意味で考えるには良書と思われた。

 その意味で、SNSとかのコミュニケーションサービスとは、便利は便利なので付き合うけれども、はまり込まず・・・そんな姿勢が重要なんだろうなと・・・身近なことに応用するにはそのあたりなんだろうなと思った次第。