- 作者: ウィリアム・H・ダビドウ,酒井泰介
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/04/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なにかしらで興味を持って、図書館で予約して借りていた本である。「つながりすぎた世界」。
返却期限が今日なのに、ほぼ今日から読み始めたようなぎりぎり提出レポート的な感覚で久々の読書。
mixiだ、Twitterだ、FacebookだとSNSやコミュニケーションツールのようなものが発達してきている世の中、そのへんのIT論かなぁと思いながら読み始めたが、実はもっと大きなことを論じている。
現代がインターネットを通じた過剰結合社会と定義した上で、過剰結合にちょっとした正のフィードバックが加わることで大きな影響(悪い方向も含めて)が出てしまうことの弊害を述べたもの。
それなりに学術的なものであるが、社会システムを大きな意味で考えるには良書と思われた。
その意味で、SNSとかのコミュニケーションサービスとは、便利は便利なので付き合うけれども、はまり込まず・・・そんな姿勢が重要なんだろうなと・・・身近なことに応用するにはそのあたりなんだろうなと思った次第。