ただいま旅から帰ってきました。まぁ、旅の終わりにはいつものことですが、疲れ切っています。
さて、旅とはなんでしょう?皆さんどう思いますか?
単なる消費でしょうか。
なるほど、肉体的にも疲れ切るほどエネルギーを消費し、金銭的にも交通費や宿泊費という金銭的消費をしています。
今の若者は旅をしないと聞きます。なるほど、旅を単なる消費ととらえてしまえば、お金をかけた上に疲れるだけということになり、今の若者風に言えばだるいよということになりましょうか。
しかし、私は旅は消費という側面もありますが、もっともっと大きな意味があると信じています。
旅に出る、それはとりもなおさず、日常から離れるということ。いつもの環境とは違う場所で夜を明かす、いつもと違う食事をする、行ったことの亡い場所に行く。
そう、非日常に身を置くことにより、心理的な意味でリラクゼーションが得られるのが大きいわけです。
肉体的にも金銭的にも旅に出るという、空間的移動は大きな消費を伴いますが、その代償に非日常を得ることができるわけです。
日常を毎日過ごすことによる「倦み」・・・これがもっとも疲れる。その「倦み」を解消できるのが非日常に身を置くこと、そう、旅に出ることだったりするわけです。
この効用を、私や妻のような中年以上は知っているわけです。だからこそ、旅に出る。
だからこそ、精神的にも肉体的にも疲弊しきっていた去年、妻は何度も私が千葉県は房総半島に行くのに付き合ってくれました。
今回は、その房総で宿泊してみました。
房総の白浜にての宿泊。日帰りでないので、違うところで夜を明かすという体験は非日常の最たるものでありました。また、狭いわが家と違って広々とした7.5畳の和室でごろんできるのは至福の時でもありました。また、わが家と違って大きな薄型テレビもありました。