先日、高圧ガス製造保安責任者(第三種冷凍機械責任者)免状取得 - 今日の一語り(はてな Ver.)で語ったように、冷凍3種の資格を取得したのが先日だったが、同じくらいの時期に第一級陸上特殊無線技士の試験を受けていたのだ。
ボイラー、冷凍と熱力学の世界を見てきて、実はそのへんはそれなりに分かったかなぁというところで、ボイラーにしろ冷蔵庫にしろ電気は避けて通れない。
となると、電気の勉強をしなければならないかと考えていたところで、私自身、無線は結構好きで、アマチュア無線4級に始まり、アマ3級を取得。そして、2013年の今頃には第二級陸上特殊無線技士に合格した - 今日の一語り(はてな Ver.)と語っているように、第二級陸上特殊無線技士の資格を取得している。
無線の試験では法規と工学の2科目であるが、工学の方で結構電気的な問題が出るので、まぁ、第二級は取っていたので、第一級を目指してみた次第。
第一級陸上特殊無線技士は、第二級の操作範囲に加え、陸上の無線局の空中線電力500W以下の多重無線設備(多重通信を行うことができる無線設備でテレビジョンとして使用するものを含む。)で30MHz以上の周波数の電波を使用するものの技術操作ができるとされているもので、例えば、最近では携帯電話の基地局などで重宝されるものでもあるらしい。
第二級陸上特殊無線技士であれば国家試験ではなく、講習でも2日間くらいの講習で取れるので、例えば、いわゆるスピード違反の取り締まりのためのネズミ取りレーダーを操作するために必要なので警察官などは警察学校でほぼ全員取得するとのことで一般的であるが、第一級陸上特殊無線技士になると、講習で取ろうとすると10日くらいかかったりするようなので、なかなかハードルが高い。
国家試験一発で取るのが効率的であるが、合格率は30%程度と高くないのである。
今回勉強して、なんとか合格したのでほっとした次第であるが、実際に電気的なところで言えば、リアクタンスとかインピーダンスとかの非常に電気的な交流の計算などはちょっと捨て問題にせざるを得ず、当初の電気的な知識習得のためという点ではやや心許なかったが、そのほかデシベル計算など、数学的な操作や、周波数の計算などで、なんか電気に近しいところの勉強ができたのでよかった。
第二級陸上特殊無線技士に関しては、そんなに長い勉強時間は必要なく、アマチュア無線での基礎知識もあったのでいけたのだが、この第一級陸上特殊無線技士となると大変であった。範囲は広いし、工学の問題での計算問題も多い。計算問題と言っても、過去問を暗記して対応できるものも多数あるので、なんとかなる部分はあるが、それでも範囲の広さでちょっと難渋した。
それでも、合格できてよかった。ここまで来ると、少し使える資格なのかなとも思うし、携帯電話とかでの業界では重宝されるようだが、まぁ、単純に知識の証として足跡を残せるのがうれしいなと思っている。
アマチュア無線でも、もっと上級の資格を目指そうかなとも思いつつ。