今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

高圧ガス製造保安責任者(第三種冷凍機械責任者)免状取得

 さて、昨年の夏に一級ボイラー技士試験合格 - 今日の一語り(はてな Ver.)と語ったとおり、2級ボイラー技士の免状を取得した後、1級の試験合格と、建物等を暖める技術であるボイラーについて学びを深めてきた。
 言わば、熱力学の部分を学んできたのだが・・・熱力学つながりで、効率よく暖める方は分かったけれども、では冷やす方はどうなのだろうという興味で、チャレンジしたのが、高圧ガス製造保安責任者(第三種冷凍機械責任者)の資格。
 俗に三種冷凍と言われる資格で、ビルメンテナンスのための資格4点セットのひとつと言われるもの。
 ビルを暖める集中暖房は、ボイラーが使われることが多く、そのために、ボイラー技士の資格があると好ましいとされ、ボイラーを回すのには重油ボイラーが多いことから、乙種第4類危険物取扱者の資格が必要とされることが多い。そして、ビルメンテナンスでは電気工事があることから電気工事士(第二種が入門資格)の資格が必要とされる。あと、冷房のためにこの三種冷凍があると好ましいとされ、ボイラー、冷凍、電気工事、危険物の4点の資格があると好ましいとされるので、4点セットと言われる所以である。

 その中で、今回は冷房のなんたるかを知るために、三種冷凍試験を受けたのだ。
 11月に受験したのだが、これがなんかとても難しかった。

 2級ボイラー試験は年に何回かあるのが一般的だから、失敗しても次があるさという思いもできるのだが、この三種冷凍の試験は年一回しかないから緊張する。

 それでも、今までは過去問をやりこめば大丈夫と言われてきた冷凍の入門資格であったわけだが、試験後のネット上での感想等を眺めているに相当難しかったようだ。
 私も、年一回の試験だし、これは落としたくないなと、かなり過去問をやりこんだ。ほとんど過去問であれば満点が取れるくらいやりこんでおいたが、今回は初見の問題が多く感じたのだ。

 法令と保安管理技術の二分野で、6割以上の得点をあげねばならず、後日公表された正答と付き合わせた自己採点だと、どちらもかなりぎりぎりといっていいところ。

 こんなに苦戦するとは・・・と思っていら、ネット上で難しいという評判があり、納得。

 しかして、なんとか合格したのでよかった。

高圧ガス保安協会:免状の種類と資格の概要及び職務範囲

 こちらに書かれているとおり、1日の冷凍能力が100トン未満の製造施設で実務経験を積むと冷凍保安責任者となれる資格であり、それくらいの冷凍能力であればかなり大きな冷凍冷蔵庫も扱えるということになろうか。

 ともあれ、ひとつの知識の積み重ねの証ができてよかったと思った次第。

 クーラーはどうして冷えるのかな?と考えていて、詳しそうな人に聞いた時も説明すると長いからと説明してもらえなかった思い出もあるが、なるほど、この冷凍機の試験の勉強をしていてだいぶ分かってきた。高圧ガスを冷媒にしてエネルギーの出し入れをして中を冷やすんだなと。
 でもさ、エネルギーは保存されるから、中は冷えても、外は暑くなるんだよなとか。
 と思うと、地球温暖化もなんか分かってきたような。

 実際に使うかどうかはともあれ、きちんと知識を積み重ねた証として資格が残るのが資格試験のいいところだよね。

 まぁ、うれしかった次第。