今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

米沢に来ています

2018年7月22日の日記です。
 さて、今日から夏休みの旅行に出ている。
 今回は山形県は米沢に来ている。
 なぜに米沢という点については、まぁ、あまり深い意味はない。

 初めての場所であれば面白い。だから行ったことのない場所をという意味では米沢は初めてだ。
 また、昨年、福島の会津・磐梯地方を旅した時、この山を越えたら山形だなと思っていたことがある。だから、山形に行きたいかなと思っていたことがある。
 この山を越えたら米沢だった。だから、米沢というのもあるし、関東地方から最も近い山形の主要都市は米沢だったりする。

 来てみたら、なるほど、面白い。
 まずは上杉家の歴史だろうか。米沢城跡は上杉神社となっており、かの上杉謙信を祀っている神社となっている。そこにまず行ったりした。
 越後で覇を唱えた上杉謙信、次の代の景勝の時に豊臣家の重臣となり会津120万石、関ヶ原の戦いで西軍についたゆえ米沢30万石に移封。その後、世継ぎがいなくてお取りつぶしの危機になってしまった時に、半減し15万石で明治まで永らえたという上杉家の栄枯盛衰がすべてこの米沢にある。
 その上杉家の歴史が面白い。その中で、ジョン・F・ケネディ大統領が尊敬したという米沢上杉15万石中興の祖たる上杉鷹山もいたりして上杉家の歴史は興味が尽きない。


 私は東北は宮城県は仙台にて学生の時の青春時代を過ごした。だから東北はすごく思い出深いところであり、宮城県の隣の山形県もなじみ深いところなのだが、米沢はかなり南の方なので行ったことがなかったのだ。
 仙台と言えば、伊達家82万石の土地柄で、米沢が上杉家であれば仙台は伊達家であったわけだが、戦国の世、かの伊達政宗はこの米沢で生まれ、覇を唱えた。その後、宮城方面に豊臣秀吉により移されたわけで、ひとつ仙台とのつながりも見えてきたりして面白い。

 食べ物では、有名な米沢牛もあり、食べたけどうまかった。
 あと塩引寿司。塩引きという言葉自体、新潟県は村上地方を旅したとき、その言葉で鮭を指すのだ知ったのだが、米沢と村上地方は小国街道を通じて通じていたから、そのへんから来るんだろうなぁとか思うと感慨深かったよ。村上地方を旅した時も関川村という山形との県境まで行ったのでこの先は山形かぁと。

 福島の会津磐梯からも、新潟の関川村からも、その先に見えていたのが米沢だったのだから、その米沢に初めて来られたのが感慨深くなくてなんであろうか。