今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

沈む思い

 なんか、こういうタイトルが思い浮かんできてしまった。沈む思い。

 ZARDの「揺れる思い」のメロディーと共に思い浮かんだフレーズ、沈む思い。

 

 なぜそんなフレーズを思い浮かんだかというと、年を取ってきて、若い頃のようにあれが欲しいこれが欲しいとかいうぎらぎらした物欲も失せてきて寂しい限りなのだ。

 給付金くれるって言われても、だからこれ買うんだとか・・・出てこなかったりする、生物学的に衰えてきているんじゃないかという寂寥感。

 

 ただね、生物学的な衰えって悪くない部分もあって、私の癇癪が疲れて出てこなくなってきて、妻なんかはちょどええわみたいに言っていたこともある。悪くないらしい。

 

 さて、そんな私が、ぼーっと雑誌を読んでいて、にわかに物欲を喚起させられた瞬間が来た。除湿機である。

 わが家ではデシカント式の除湿機をすでに導入している。これがえらく便利で、特に妻が喜んで使っている。まぁ、妻たっての希望で買ったものだから、当然だが。

 ただ、デシカント式はいわば乾燥剤をヒーターで乾かして除湿する方式だから、温度が上がる。電気代も結構食う。

 だから、家電好きの私としては本当はデシカント式ではなくて、ハイブリッド式が欲しかった。

 デシカント式は温度が上がってしまうので夏向きではない、夏にはコンプレッサー式というクーラーのように圧縮機を使う方式のものが良い。その方が電気代も安いのだが、寒いときには除湿力が落ちるのが難点。

 両方を併せ持ったハイブリッド式が良かった。

 ここまで学んだのだが、妻が欲しがったこともあり、デシカント式でも良かろう、少しくらい暑くてもと思って、確かに良くてずいぶん使っていたのだが、やはり今みたいに梅雨で蒸し暑かったりすると、暑いわ。

 うちはパナソニックのを使っているのだが、パナソニックが最近出した新作のハイブリッド式のがとても格好良かったのだ。

 ハイブリッド式は価格的に高いし、大きいので、そこまではいいやと思っていたが、電気代もデシカント式より控えめになるしオールシーズン使えるので、あとはサイズが小さくなればいいなと思っていたところで、かなりコンパクトなハイブリッド式が。そして、価格も4万円台中盤といい感じ。デシカント式でも2万円台中盤は払ったからね。

panasonic.jp

 こちらの製品なんだけどね。もう、買いたくなっちゃって、妻にも相談。妻も少し乗り気。ではでは・・・今のは・・・と妻に調べてもらうと・・・

 どうやら去年の4月に買った模様。

 

 え???

 

 1年そこらで買い換えって私の辞書にはない。基本的に、使い切るまで使い切るのが私の趣向。

 

 ただ、どうしても欲しくなってしまっていた私は、まだ新しいし下取りで少し価格がついたら、ハイブリッド式に・・・と走り出して止まらぬ思い。

 

 久々の高揚感だよね。

 

 そして、早速、今あるデシカント式の除湿機の下取りの見積もりを出してみたら・・・返ってきた答えが、2~3千円。下取り用の送料は持ってくれるので、十分と言えば十分かもしれぬが、1年かそこらで10分の1のリセールバリューとなると一気に意気消沈。

 

 ひさびさの高揚感も沈みに沈んで・・・まぁ、表題の思いに至るという次第で。

 

 寂しいね、そんな風に思った次第。