さて、クリスマスは、週一回飲酒原則を緩和して、金曜日のイブには、ステーキとメロンワイン。そしてシングルモルトスコッチウイスキーと大々的に飲みつつ、翌日土曜日は丸鷄を焼いちゃったものだから、レモンサワーを作って二人でコップ2杯分。私はアイラモルトの代表格であるラフロイグ10年をテイスティンググラスでのテイスティング1杯。まぁ大して飲んでいないが、クリスマスが週末にかかるということで禁を破ったわけだ。
最近は微アルコール飲料が流行っている。0.5%くらいのもの。酒税法的には酒にはならないが少々酔えるという、コロナ禍でもグレーゾーンで呑める微アルコール飲料。ビアリーが先駆け。
ここまで飲んでくると3日目の日曜日は飲みたいってわけでもないんだけど、凄くうまそうなインドマグロの柵を仕入れてしまったので呑みたいが、そこまで禁を破れんだろうと、微アルコール飲料で手を打とうとしていたところで目に止まったのがこちら。
アサヒが出しているハイボリーという0.5%の微アル飲料。
スモーキーなピートを謳っているすごいと思ったんだ。
私が今学んでいるスコッチウイスキーで代表的なのがアイラ島でのモルト、アイラモルトなんだが、アイラ島は海辺だから、大麦を乾かすための泥炭、すなわちピートにはヨード分がたくさん含まれていてその香りがウイスキーに反映される。
アイラモルトの特徴はスモーキーアンドピーティなんて言われるが、私が好んで飲んでいるラフロイグ10年なんかもその代表格。
スモーキーアンドピーティなどといえば格好はいいが、燻されたヨード香がすると言うことだから、妻に言わせれば昔の病院の香りだとのこと。だから妻はピーティなどとアイラモルトには手をつけない。
しかし、ハマるとハマるようでラフロイグだって、かのチャールズ皇太子が好きだから英国御用達になっているわけで、私も好きになったようで無理なく好んでピーティアイラモルトを嗜んでいるのだが。
微アル、0.5%でピスモーキーアンドピーティだって?おいおい冗談でしょう?と思っていたんだが。だって、アイラモルトは大体高価なものだから。
英国産ウイスキーを入れているらしい。
飲んでみると確かに微かにスモーキーアンドピーティ。すごいね、これ。
妻に飲ませてみると、一口以上は飲めなかったから本当にスモーキーアンドピーティなんだよ。
こりゃいいわと飲んでいたんだが調べるとかなりスモーキーアンドピーティな英国産ウイスキーを入れているとのことで納得。
さすが、スコットランドからノートと筆記具でスコッチの製法を日本にもたらしたマッサンこと竹鶴政孝が創業したニッカを傘下に収めるアサヒだね。
グレーゾーンからははみ出るがこのハイボリーは3%のバージョンもあるようなので興味深い。
きちんとグラスに入れて飲むとなかなか雰囲気あってよろしいし、何よりスモーキーアンドピーティが微アルで楽しめるアドバンテージはでかいね。