今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

日光天然氷でウイスキーのロックを作ったら絶品だった

さて、先日、栃木を旅して天然氷のかき氷を探して右往左往の結果、塩谷町の和気商店で食べさせていただいた話は先に語った。

 

天然氷って何?という問いに答えると、天然氷は山の湧水等を池に溜めて自然に凍らせたもの。

同じく売っている氷でロックアイスなどは、フィルターを通して不純物を取り除いた水を機械で時間をかけて凍らせたもの。純氷と称される。

 

ここで分かるのは、天然氷は自然に凍ったもの、純氷は凍らせたものということ。

貴重さで言えば、天然氷の方が勝っているかな。だって、天然氷の方が明らかに手間がかかるでしょう?冬にしか作れないこと一つとっても。ただ、衛生さに関しては、工場のクリーンな環境で作られる純氷が優っているという見方もできる。

 

ここまでで天然氷がなんたるか、イメージをつかんでいただけたろう。

 

天然氷を作っているところを氷室と称すことが多いが、氷室は全国で7つしかないらしい。うち3つが栃木県日光市。日光が天然氷のメッカであることは疑いない。

 

天然氷のかき氷は頭が痛くならないと言われている。確かに私も食べてきてそう思ったのだが、どうしてだろうね?科学的な説明ができる方がいたらどうか教えていただきたい。

先の純氷との違いで考えると純氷は不純物を徹底的に濾過した水を凍らせるのに比して、天然氷は天然の湧水が凍ったもの。だから、ミネラル分などの不純物がそのような頭が痛くならないような効果を醸し出しているんじゃないか。それが私の仮説。

 

さて、天然氷のかき氷を食べる前に、直行したのが、日光3大氷室の1つ、三ツ星氷室。ここは自前でかき氷屋を営まず、氷の卸しのみ。でも、ぶっかき氷を売ってくれるとのことで行ってみた次第。

 

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 買えました。1キロちょっとで300円。これが天然氷だと思うと小躍りしちゃうよね。
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 やってみたかったのはこれでウイスキーのロックを作ること。

 写真に出ている、アイラモルトボウモア12年とかからね。いやーうまいね。

 本当にいつもよりもうまく感じたよ。

 あとは同じくアイラモルトラフロイグ10年とか、サントリー白州ノンエイジとか思ったよりウイスキーが進んでしまった。

 

 まぁ、薬学などで使う、プラセボ効果ってこともあるとは思うよ。天然氷をありがたがる思い込みから旨く感じる。

 でも、ここまで持ってきた苦労も相まって美味しく感じるならそれもよし。

 

 また私の先の仮説、ミネラル分などのある種の不純物がいい効果を出しているんじゃないかと思ってもよし。

 

 なかなかできない体験ができた次第。それは間違いなく貴重だろう。