今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

面白くないのはわかる

路上で騒いでいたり奇声を発していたりする人がいる。酔って大声を出している人もいる。ホームレス然としている人だったりするよね、誰彼構わず威嚇したりする人。

 

やっぱり、子どもの頃はそういう路上で暴れている人たちは怖かった。

父はそういうのを見て、面白くないんだよと喝破していたが。

 

50を迎えんとして冴えない人生で、全く思うようにいっていない今の私には、その気持ちがわかる。面白くないんだよ。

だから怒鳴ったり、飲んだくれたり。

 

父もきちんと私を育ててくれたが、定職について、きっちりと我慢してね。そこは感謝している。でも、立身出世みたいな観点からはさほど恵まれてはいなかったから面白くないことも多かったろう。

そういう人々を面白くないんだよと喝破しつつも共感する部分もあったのかもしれない。

 

私にきちんとした教育もつけ、期待を私の一身にかけた父だが、私は父から離れた。自分を生きるために。

 

そして自分の人生を生きてうまく行かず、やはり面白くない。前述の荒れる人々に共感できる部分もある。

 

父がそういう人々を面白くないんだよと喝破したのと同じくらいの歳にはなっただろう。

 

面白くないから暴れたら気持ち良かろうと思う時もある。父も今日は疲れたとウイスキーをロックであおっていたことも覚えている。稀だったが、よほど面白くなかったんだろう。

 

私もウイスキーは嗜むがその飲み方は自重している。面白くない気分が中和された連休なか日とかに限って飲酒している。

 

まぁ、暴れずに済んでいるのは、妻がいるからだろう。「情けない」とけなすわけでもなく、励ましてくれ、少しの気晴らしにもなればと釣りにも付き合ってくれる。大体好きな私であっても時間が長い釣りは疲れるのだから、付き合う妻もつらかろう。

 

ハズレの株を買ってしまったかもしれない妻だ。まぁ、結婚は投資ではないし、コスパだけで考えてもだけどね。

 

まぁ、人生面白くないのはわかる。