今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

一口に釣り上げると言っても数段階ある次第

一口に釣り上げると言っても陸揚げに成功するという単純な一段階だけではないだろう。

数段階に分かれると思うのだ。

魚信(あたり)がある。これがまず最初。

手で竿を握っていれば引きを感じる。置き竿にしていれば竿先が揺れる。

それに反応して、引き上げようとして、水中で最中が針から外れる。そういう中途段階もある。

水中から空中に引き上げるも空中で針から外れ水中にぽちゃんと逃げる。そういう段階もある。

姿は見えたという段階。魚種は確認できるね。

最後に魚を陸揚げに成功する段階。

 

かように数段階あると思うのだ。

 

いつも釣りに付き合ってくれて、釣れなくて悔しがる私に妻はこの段階を追って慰めてくれる。

あたりがあったからいいじゃない。

せめて姿は見たかったね。

とか。

やさしい妻である。

 

さっき姿は見えた。そして落ちた。

一番悔しいとも言えるが。

 

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今回はこの段階で終わってしまうのだろうか。