今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

今度の大河は、どうも精神衛生上よくない ~鎌倉殿の13人 第36回「武士の鑑」 を見て~

 今回のNHK大河はどうもメンタルに良くない。

 

 出てくる魅力的な愛すべきキャラクターがどんどん殺されたり死んでいったりするからだ。

 

 三谷幸喜脚本だけに、どうしてもコメディー要素が出てくる。キャラクターがなんか愛らしいコメディチックに描かれているんだけど、大河ドラマは史実を元にしているからして、結論は決まっている。殺される、死ぬというのは武家政治の草創期を舞台にしていれば当然だろうが・・・三谷幸喜脚本で魅力的に描かれ、魅力的に演じられている登場人物が誅殺されていったりするのはなんか精神衛生上よくないわけだ。

 

 この前の日曜日の第36回「武士の鑑」でも、ウギャーとなった諸氏も多かろう。

 

 なんか、なかなか無骨な見かけの俳優が多い中、唯一と言って良い、若くてイケメン中川大志さん演じる、畠山重忠が殺される回だったから。

 

 中川大志さんを初めて意識したのは、やはりNHK大河の 真田丸 で豊臣秀頼を演じていたから。え?秀頼ってこんなにりりしかったのかなぁとか思ったところであったが、そういう格好良さは私も認める俳優さん。まだ24歳とからしいから若いよね。

 

 そして演じる畠山重忠がやはり格好いい武士。死んで欲しくはないという魅力的なキャラクターになっていたのに・・・

 

 残念の至り。地元神奈川県の畠山重忠の乱の合戦跡地は横浜市の旭区にあるらしく、そのへんも行きたくなったし、所領は、埼玉県は深谷市にあるらしい。

 深谷は旅したことも投宿したこともあるのだが、その時は、前の大河の 青天を衝け で描かれた、渋沢栄一の故郷だけに渋沢さんゆかりの地は回ったにしろ、畠山重忠ゆかりは行っていないなぁとか思ったりして。

 

 

 これでも日本史は知らぬではないから、史実ではもっと愛すべきキャラクターが死んでいくわけだけれども・・・

 そう・・・、畠山重忠と並び、和田義盛が坂東武者では愛すべき存在としてこのドラマでは描かれているが、和田義盛も死んでいくこととなる。

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 この前、神奈川県は三浦市に釣りに行った時に、和田義盛の碑を見つけてしまった。

 和田義盛の最期も分かる説明板で、なんか、今の大河の主役の北条義時があまりよく思えなくなってくるような記述で複雑だったが、まぁ、勉強にはなった次第だが。

 このドラマ、また、和田義盛の最期を見ざるを得ないと思うと、精神衛生上誠によろしくないと思う次第。