今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

待望の新釣り場 金沢水際線緑地(旧福浦岸壁)での釣り場の現状と、釣り方について

 さて、昨日待望のオープンをした釣り場、神奈川県は横浜市金沢区の金沢水際線緑地(旧福浦岸壁)にて釣りをしてきた話を何回か語って多くのアクセスを頂いている。

 

 コロナ禍での釣りブームで釣り人口が増える中で、コロナでの密防止や釣り人のマナーの悪さで閉鎖される釣り場も増え、釣り場不足が恒常化する現在、東京湾岸で珍しく新しくできた釣り場で待望されていたが、やはり過密になるのを避けたいのか積極的にアピールされていたわけでもなく、情報不足の中、拙ブログにもアクセスが増えたものと思われる。

 

 私が見つけた公式発表は下記のみである。

www.city.yokohama.lg.jp

 ここにあるプレスリリースのみで、いつから使っていいかというのが明確ではなかった。そこで色々な憶測が飛んでいたのだと思う。

 供用開始の式典が昨日の14時からとのことだったので、式典は1時間くらいで終わるかな?それからだったら使えるんだよねと、潮の具合も見ながら17時近くに訪れて無事に釣りができて前述の通りのなかなかの釣果を上げられたのであるからうれしい限りではあったが、これから来ようという方に少しく感想含めてこの釣り場の紹介めいたことを語ろう。

 

 元々の福浦岸壁がどんな釣り場かほとんど知識がなかったが、東京湾の海だし、一番イージーにカタクチイワシなどの回遊魚は来ないかなとサビキを主体に道具を持っていったのだが、それは目論見が外れた。回遊魚は釣れず、カサゴメバルなどの根魚が釣れたことは事実だ。もともとの福浦岸壁ではそういう根魚が釣れていた場所だったんだろうか。タチウオ狙いが多いのは知っていたが。

 

 私がサビキを持っていったのは理由がある。投げ釣り禁止ということを事前の情報で得ていたからだ。

 確かに、沖合に海苔網があるので投げ釣り禁止ということが大書されていた。あと、釣り場と言うより遊歩道として整備したところなので、危険なので投げ釣り禁止ということも理由として書かれていた。二重の意味で投げ釣り禁止だったわけで、そこは目論見通り。サビキは投げない釣法なので、いいわけだ。

 それで、今、そこで釣れている根魚系統が釣れるかというと、なかなか釣れない。

 それでも、単なるサビキでカサゴが釣れたのはかなり奇跡。また、その後、解凍した生エサたるアミエビを擦りつけて釣るトリックサビキでメバルが釣れたのも結構良かったのだが、それはなぜか。

 

 福浦岸壁が2019年の台風で崩壊したところを修復して遊歩道にして釣りができるようになったのが昨日。

 それまで、根魚が釣り上げられずに安定して育てたから、根魚には向かない釣法でも根魚が釣れたことは容易に推測が付く。場荒れしていないからということ。

 根魚は15センチくらいまで育つのに数年かかると言われており、非常に育つのが遅い。だから15センチ以下だとリリースするのがマナーなのであるが・・・

 

 まずね、昨日目に付いたのが、下に落とすだけの釣法、サビキでやっているのは私くらいで、おおむね多くがワームという疑似餌を投げる釣法、もう少しいかがかと思うのは本格的に投げる投げ釣りをしていたこと。

 足下よりは投げた方が釣れるし、ワームを投げると言っても軽いため遠くには飛ばないから海苔網にはかからないであろうという見込みもあろうが、そもそも投げるのは遊歩道としての歩行者に危険が及ぶよなぁという点が気になる。本格的な投げ釣りとなればもっと海苔網にもかかるリスクは大きいし歩行者への危険も大きくなるからもっといかがかと思う。

 

 私のサビキ釣りであまり釣れていない中、投げているワームの人たち、投げ釣りの人たちはバンバン釣っていて、簡単簡単と喜んでいる。釣れているのはカサゴが多く、大きくないものも多いのである。

 

 私のサビキでも釣れたのだから、投げる釣法はやめた方がいいとは思う。そういう決まりがあるので。それで釣れてしまった小さな根魚も逃がして欲しい。それは釣り場を荒らさないためにも。

 

 また、投げ釣り禁止の規則と共に、護岸からの乗り出し禁止の注意も対処されていた。これは釣り人等の落下防止の安全を思っての規則なのは明らかだがルアーやワーム釣りだとどうしても乗り出していた。これは危ないと思った。台風による高潮で壊れた護岸を修復した後だから護岸は高めになっているし、水面まで8メートルとかあるみたいでね、釣りやすいところじゃない。だから落とすだけの釣法でないと危ないんだよね。

 

 まだ、気になったことがある。東南アジア系の外国人であろうが数人の集団で来て、釣れたカサゴとかをくれとせびっていることだ。私はその時はほぼ釣れていなかったので、せびられずに済んだが、ほかのワーム等でボンボン釣っている人たちはせびられていて、小さなのでもあげていたように見えた。これは好ましい情景ではないなぁと。

 

 さて、サビキでイワシでもあげんとしていた私は見込みが外れたが・・・生エサを使うトリックサビキだとまだよかろうと(疑似餌のサビキだと暗くなると釣れないから)、暗くなる前くらいからはトリックサビキにしていて、これはサビキ釣法のひとつだから、投げないので良いのだが、その釣法だからとて問題がないわけではない。

 

 トリックサビキはこのようなエサ付け器に擦りつけるんだが、手前にアミエビが落ちるとすぐに拾っておかないと洗い流せるものじゃないから、その後の悪臭に繋がる。

 アミエビの臭いはすごいものだからね。

 だから擦りつける時にはこちらから向こうに擦りつけて、それでもアミエビ汁とかアミエビが新品のコンクリートブロックに付くからすぐにタワシなりでこすらないと後でどんな悪臭を放つか想像するにもおぞましい。

 だからすぐにぬらしたスポンジタワシでこすったりしたのだが・・・

 

 その際に、通常であれば海水を水くみバケツで汲んでぬらすんだろうが、それができなかった。というのも水面が護岸から8メートルくらい下にあるようで、まずバケツが届きそうにないのだ。だから、水は共用の水道から汲んできたりする必要がある。

 こんな感じの広大な護岸なので、バーがあるので、旧護岸の時よりも竿受けを取り付けることができるとしても、海面が遠くなりバケツさえ届かず、いわんやタモをやということで、大物が釣れてもタモも使えないだろう。

 

 さて、ここまでの話をまとめよう。

 

 ○今ここで釣れているのは根魚(カサゴメバル

  △根魚は数年単位で成長するので、小さいものは逃がそう

 ○投げ釣りは禁止

  △沖合に海苔網があり引っかかれば大変だから

  △そもそも遊歩道なので、振りかぶり投げは歩行者に危険が及ぶ

    ■ いくら根魚が釣れるからって投げ釣り釣法はやめよう

 ○護岸からの乗り出し禁止

  △ワーム・ルアーの投げ釣り釣法だと乗り出してしまうから危ない

 ○トリックサビキの時はまめに掃除を

  △水で流せる仕組みではない、足下にアミエビを落とさぬよう、落としてもすぐに掃除を。

  △護岸の欄干部分もこまめに掃除を

  △アミエビ掃除の用具必携、水は共用水道からバケツに汲む

 

 そうだね、今だったらトリックサビキでも釣れるけど、虫えさの胴突き仕掛けでの足下落としの釣法が一番無難で釣れると思う。

 

 そう言えば、きれいな休憩所がありました。

素晴らしくきれいな休憩所。同じく横浜市の有料の大黒や本牧の釣り施設よりもきれいなくらいよ。


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こんな素晴らしい釣りができるプロムナードを作ってくれたことに感謝しつつ、マナーと規則を守って釣り場を守りたいものですね。