今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

太宰治の作品「富嶽百景」の舞台に実際に行った次第

 太宰治と言えば日本を代表する作家だろう。

 そして数奇な人生を送ったこともよく知られていることだろう。

ja.wikipedia.org

 太宰治の作品としては「走れメロス」は教科書とかにも載っている話で皆知っているところかと思うが、そのほかの作品はさほど知らないということも多いと思う。

 

 私もそうだった。

 

 タイトルが過激なのが「人間失格」だろうか。小学校か中学校の時の塾の先生が、太宰の作品は少し危険かもと言っていたのを覚えていて、うかつに手を出してしまってはいけないかなと思っていた。結局は読むのだが、かなり大きくなってからだ。

 

 実家の私の勉強部屋になっていたところに、太宰治の小説の文庫本があって、勉強そっちのけだったのか、読んで感銘を受けた小説として「富岳百景」があった。

 

 日本人であるならば、文豪と言える太宰の作品を読みたしと思えど難解なものが多い中でなかなか読めなかったが、比較的分かりやすかったのが「富嶽百景」で印象に残っていた。

 

青空文庫で読める。

www.aozora.gr.jp

 

太宰治がやはり作家の井伏鱒二に呼ばれて、山梨県の茶屋で逗留し、結婚したことは先のWikipediaでも言及されているが・・・その場所が現存しているとなれば行ってみたくもなる。

 

私も齢50を超えて初めて行けたのだ・・・富嶽百景の場所へ。

それが、山梨県は御坂峠の天下茶屋

www.tenkachaya.jp

実在してるとは思ってはいたが、現存していて行けるとは、知らぬでもなかったが。

 

でも、実際行けてしまったのだ。感激しきりである。

 f:id:small_editor:20231105224343j:image木の実みそ田楽。うまいね。みそが。そして、山椒が効いてる。


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いも団子もとてもうまい。ジャガイモである。
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 この日は曇っていて、富士は山麓の方しか見えなかったけれども、ここに来れただけで満足。2階が太宰治文学記念室となっていて太宰ゆかりのものがあるのが興味深かった。太宰が愛用した酒器もあったりして、太宰らしいなとも思ったりした。

 

 

small-editor.hatenadiary.jp