最近、山梨県の神奈川県側にある、いわば昔の都留郡を散歩することが多い。
昔の都留郡という言い方をするのは今は都留郡というものはないからだ。
こちらに詳しい。しかし、都留郡ということでくくると、神奈川県との県境の最近行っていて語っている場所のだいたいの地形がよく分かって良いのでここではその都留郡という言い回しを使う。
都留郡に包括される場所は、温泉に行ったと語った小菅村然り、鹿に会った上野原市の秋山地区も然り、長寿の村として名高い棡原地区も然りである。
この辺りに行き始めたのは、最初はリニアモーターカーの実験場のある都留市に行って興味を持ったこともあるんだが・・・
なんと言うのかなぁ。私は東京生まれで鉄道が好きだったので、時刻表を眺めて楽しんでいた口で、駅名から想起されるその土地に想いを馳せるのが好きで昔は中央線が東京都八王子市の高尾が終点だったから、その先の相模湖に行きたいとか言うと、そこから国電の中央線から列車の中央本線に乗り換えて行ったりしていた思い出がある。
今でこそ中央線の終点が大月になって、伸びたから山梨県まで東京の電車が行っているわけで都留郡も身近になったけどね。
という思い出にひたっていると、まぁ、ちょっと面白くなって最近は都留郡を歩いたりしている次第。岩殿山を歩いた話を語ったのは大月市、鹿を見た秋山は上野原市、長寿の棡原も上野原。大月から北にかなり行くと小菅村がありすごくいい温泉があるわけ。すべて都留郡関連となるね。
都留郡の中でも大きな年の大月市。そこにある伝統的な酒造に笹一酒造というのがある。北の小菅村でも上野原市でも都留市でも、お土産としての地酒として笹一のものが置いてあるのを見るに、この辺ではとても大きな酒造なんだろう。
そこが にごりわいん というのを作っていて、都留郡ではないが都留郡を経て甲府の方の昭和町の温泉に行った時に買って美味しかったからわざわざそれを買いに都留市に行ったくらいのワインがこちら。
にごりわいん、すなわち、無濾過ワインで大いにブドウ感があり美味いものだし、とても気に入ったので720mlを常備している。アルコール分も6%でマイルドなのでお酒の弱い妻にも飲んでもらえるし、甘みがあって非常に美味い。
しかし、いい気になって飲み過ぎると、醸造酒の常であるが悪酔いしてしまう。そこが私にとっては難点だが、とても美味いからまた買おうとは思う。
先日 にごりわいん と共に作った酒肴。
これは都留郡的な飲みと言えよう。
都留市の推している富士湧水ポークをトンテキにして大月市の笹一酒造の にごりわいん があるのだから。
文句なく美味かったし、お酒も料理もね。
思えば、幼少時から、中央線の終点は高尾、その次が相模湖、その次が藤野、その次が上野原、あ、上野原からは山梨県なんだとか思っていたんだよね、鉄道少年だった私は。でも、藤野までも行かなかったんじゃないかな、相模湖まで連れて行ってもらったのが幼少時。今は、藤野の温泉にも行ったし、最近は上野原によく行っているね。神奈川や東京に至近な山梨として興味を持つのは必然とも言えようか。