今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

3度目に正直で買えた絶品酒饅頭、山梨県上野原市の永井酒饅頭店

神奈川県に隣接する山梨県の市、上野原市の酒饅頭に惹かれている。

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こちらでも語った通りで、何とはなく通りがかった上野原市で酒饅頭が名物であることを知り、夕方とかに行き着いたので蒸したてを食べられず、冷凍物を買ったのが昨年12月でそれを今年になってからふかして食べて美味かった。それがこの語り。かつての長寿村として有名な棡原地区の直売所、ふるさと長寿館で買ったんだ。上野原の酒饅頭は棡原地区の清冽な水を使った麹からの甘酒に起源するようだから、棡原地区は上野原酒饅頭の聖地と言っても過言ではなかろう。

 

 上野原市のサイトの説明による酒饅頭については次のリンクを参照されたい。

www.hakken-uenohara.jp

 

 

 また、今年になって上野原市に行った。今年と言っても月を跨いだ次の月(12月から1月)なので、大して間が開いているわけでもなく、どれだけ上野原市が好きなんだという頻度なんだが。

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 この時である。

 この時は上野原市街地の饅頭店を何軒か回ったが全部しまっているか売り切れ。唯一永井酒饅頭店だけが軒は開いていたが売り切れ状態だったので、もう少し早く来ればいいのかなと思った。

それで棡原地区の直売所、ふるさと長寿館に行き、冷凍じゃない酒饅頭は売っていたので、それを食べて、あと、せいだのたまじ を食べたんだけどね。

 

 こうなると、なんとしても、上野原の饅頭店での饅頭が食べたくなったりして。

 この前、山梨県に隣接した神奈川の相模原市藤野町の温泉に行った時に、県境越えれば上野原だなと思い出し、今度こそと行ってみた。

 

あん饅頭が食べられた。永井酒饅頭店の。

 

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 今回も15時近くではあったがどうやら、あん饅頭 はあったようで助かった。温めてもらえて、すぐに食べた。

 基本的に作り置きはできぬ食べ物のようでなかなかに希少価値が高い。家で食べるとすれば冷凍ものをふかし直す必要があるということだよね。もしくは午前中に行ってその場で食べるとか。

 

 美味しかったよ、本当に。

 

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  この記事によれば、この饅頭店の店主は4代目。地元の学校で教員をしていたが、2、3代目が早くに亡くなってしまったので7年くらい休業期間があり、4代目が定年退職した後に元の従業員を集めて再開したお店らしい。7年の休業期間の間、酒饅頭のタネはその後店主になる現在のご主人が育て守ってきたらしい。タネは酵母菌によるものなので世話が必要なわけだからその苦労を思うや頭が下がるばかり。

 あ、じゃぁ売ってくれたご主人は元教員の方だったのか。年を数えてみると、この記事が2017年の記事で、定年退職して再開して5年とのことだったから、2012年位の再開か。となると、その頃ご主人が定年の60歳でそれから2023年の今、11年経っているから、ご主人は71歳くらいか。

 そうやって復活した饅頭屋と思うと趣深いし、そこまで守ってきた酒ダネで作られていると思うと、希少価値がいっそう増して感じられ、今度はこのためだけに上野原に来ても良いんじゃないかと思いつつ。