今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

あきらめない

 ひとつなにものかになろう。そのような思いのもと色々研鑽を積んできた。興味が多いせいか、いろいろな事に幅広くチャレンジしてきたが、今ひとつ焦点が絞りきれず、いろいろなことは知っているものの、何か一つの専門家になってはいないというのが今の自分だ。

 そんな感じで、可能性は秘めたまま、そして可能性を発現しないで、あきらめねばならないのかなぁと思いつつ過ごす三十路の私だが、今日、電車の中で、おっ?という思いにとらわれた。


 「私はあきらめない―世界一の女性CEO、カーリー・フィオリ ーナの挑戦」を読んでいた人がいたことだ。
 別に、それが若い人や壮年の人なら、なるほど、この人はまだまだやる気なんだなと思って特段に不思議には思わなかったであろう。

 しかし、その読んでいた人が相当に高齢に見えたことが私の注目を惹いたのだ。
 その方がどのような動機でその本を読んでいたかは知らない。
 
 しかし、その高齢に見える方が、まだまだやる気なのだろうということが感じられたのが新鮮だったのだ。

 三十路くらいで、人生あきらめねばならないのかなと思いつつ生きている自分が恥ずかしくなったのだ。

 そういえば、今年優勝した阪神タイガースの闘将・星野監督も口癖のように言っていた「Never  surrender」(絶対降伏しない=あきらめない)という思いに通じることだろう。
 
 あきらめないでいきたい。