今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

やったぜ

 そもそも、雨なのであるから、気分は重いわけだ。
 で、やったぜという心からの喜びを感じるようなこととは無縁な一日になるかなと思いきや、ひとつ心からの喜びを感じる瞬間があった。

 今日、土曜日は一般ゴミの収集日である。うちのちかくは午後になってから収集に来るので、ゆったり構えていたし、なんか疲れていたし外は雨だからでるのもおっくうだしとゴミを出し渋っているうちに、ちょっと外を覗いてみたら、もう収集されてしまっていた。

 しまった・・・
 
 あわてて、外に出て収集車を探す(まだ、近くにいるのではないか・・・)

 いたっ!!ちょっと先にいたのだ。
 
 急いで家に戻り、図書館に行く支度はしておいたので荷物をひっつかんでゴミを持って外に飛び出る。

 収集車においついて回収してもらう。
 
 やったぜ。
 
 空は荒天、でも心は晴天という一瞬。


 ちょっとだらしない気もするが、そういえば、幼い頃収集車を追っかけてゴミを持っていってもらっていたことがあったことを思い出した。要するに僕の両親もたまにうっかり出し損ねそうになっていたこともあるということだろう。
 今度からは気をつけていこうと思う一人暮らしの三十路男。