今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

和牛ステーキなど焼いてみた


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 今日はたまの贅沢とでも言おうか・・・和牛ステーキを焼いてみた。


 実は、今でこそ料理好きとも言えるくらい、ここで料理なりケーキ作りなりを語ってきていて、料理ができるというイメージがあるかもしれないが、もともとはこのステーキ焼きに関して習熟し始めたのが料理人生の始まりとも言えるのだ。


 ステーキなんて焼くだけじゃないかということを思われる方もいるかもしれないが、意外に難しいものなのである。焦げるのを恐れて、弱火で焼きすぎてもゴムみたいになってだめだし、要は強火でがっと焼かねば肉汁を閉じこめて美味しく焼くことはできないわけだし、その加熱加減は和牛・国産・外国産、肉質およびサシ(脂の乗り)に分けて考えていかねばならない一瞬の判断である。そう、一発勝負の厳しさがあるわけで、それまでの試行回数が問われる奥が深いものである。失敗も多くしてきたが、


 そんな私の料理生活の起源とも言えるステーキを、妻にもいつか焼いてあげたいと思っていたし、そういう話をすると、妻も食べたいと言っていたので、今日は肉を買おうと買い物に出たところで和牛が賞味期限間近で3割引になっていたので、奮発したのだ。100gで1000円もの肉なので、とってもいい肉なのだ。私だってほとんど焼いたことがないくらいの高級牛だ。


 結婚と引き替えに可処分所得が大幅に減じた現在(要するに貧乏になったわけで)・・・ステーキなどと言う高級食材は買うのはためらわれていたところであったが、まぁ、妻の具合がいまだ本調子でなく、外に出れないし、外食するより全然安い。というか、外食で和牛などは決して食べられないだろうということで買ってきたわけで。


 そもそも、BSE問題以降、牛肉は避けてきたのだが、この和牛なら大丈夫だろう。群馬産の上州肉。


 妻も非常に喜んでくれた。そう、確かにとろけるような味わい。初めての夫婦でのステーキ。結婚してから半年以上経ってのステーキは自宅で和牛であった。