今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

才覚と運がなけりゃ・・


「若者はなぜ3年で辞めるのか?」城繁幸 光文社新書

なかなか話題のようで、本屋で平積みになっていたから買ってみた。ちょっと立ち読みするだけでも、引き込まれたからね。


私が今まで感じてきたこととかなり合致する。なかなかいいロジックを持った本に思える(まだ読み途中だけどね・・・)。


こんないい論を書けるのはどんな人かと巻末作者プロフ見てみるに・・・


1973年生まれ・・・


むむ??年下じゃん・・・年下に説得される感じなのはちょっとくやしい。


まぁ、年功序列を離れましょうという、実体験を持った上での論だから説得力も満点だが、またまたプロフを見ると、東大法学部卒。


まぁ、エリートなんだね。それだけの才覚に自信があり、あと運があって(富士通の人事部に勤められたわけで・・)、いい境遇にたてたから作者はこのように断言できるんだろう。


 才覚もなけりゃ、コネもなけりゃという場合には、今いる組織に泣いても笑ってもかじりついていくしかないんじゃない?それは決して恥ずかしいことじゃないんだろうな。


 私たち団塊ジュニアの世代は、そう、僕くらいの年代は一番損をしている世代なのは明らかだけど、まぁ、なんとか生きていくしかないし、やけになってもしょうがないから、せいぜい贅沢をせずにいけば、まぁ・・・たまにはいいこともあるんじゃないかな。