今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ひさびさに平日ご飯を作って感じた気後れ


 今までは仕事のある平日のご飯は、お弁当である昼食も含めて専業主婦たる妻にまかせてきて、とても美味しいものを作ってくれるので非常に満足をしていた。


 休日などはたまに私が作ったりもしているが、主に妻が作る方が手際がよく、栄養バランスも取れているのでそちらに任せた方が効率がよいという合理的な理由もあるが、妻が疲れ気味であった今日は私が夕食を作ってみた。


 冷蔵庫にあるものでなにかをということで、ちゃちゃっと焼きそばを作ってみたが、まぁ、いつも妻の凝った料理に慣れていると何を作っていいのかわからなくなるよね。


 実際、独身時代は、外食派ではなく自炊派を貫いた単身独居生活を送ってきたので、食べるものは作れる自信がある。しかし、凝ったものや面倒なものを作るのには慣れていない。凝ったものに慣れてしまうと、なんかそういう単に「食べる」ものを作るのが、料理とは言えないのではないかという気後れを感じてしまって今まで手につかなかった部分がある。


 しかし、そんななんの変哲もない焼きそばも妻はいたく感激してくれた。


 そうか、必ずしも凝っている必要はないのだ。単に「食べる」ものを作るのだっていいんじゃないか?できる範囲でやっていこうよ。


 そんな風に思った次第。必ずしも気後れを感じる必要はなかったのかもしれない。