今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

年齢による達成度なんてのは学生まででいいよね


 さて、2月1日に始まった中学受験シーズンと共に入試の話がマスコミをにぎわせてきている。中学の次は高校。また、国公立大の倍率なんかも出てきていた。


 まぁ、入試というのは、なかなかにきついもので、ある年齢で、ある達成度に行っていないといけないという強迫的な圧迫感があるので苦しいところだろう。


 中学受験、高校受験、大学受験、就職とある年齢を切って、ある達成度を達成することが求められる世の中なのは、今も昔も変わらずなわけであるが、高校まではだいたい横並びで入っていく現在の状況では、そこまではみんなと一緒に上がりたいという圧迫感はつきものだ。


 それで、みな、ある程度ある年齢において例えば、高校を卒業する、大学を卒業するなどの関門をくぐり抜けていくわけだが・・。


 まぁ、高校・大学を過ぎたあたりからは、生き方も多様化してきて、ある年齢になったらここまで達成していなければという目標めいたものが拡散するので、いろいろな生き方をする、もしくは、その生き方になってしまうという感じに拡散してくる。


 しかしながら、世間はそういう多様化した個人の生き方を簡単には認めてくれない。


 このくらいの年齢なら結婚してて当然だし、子どもがいてもいい、これくらいの年齢なら貸家じゃなくて家なりマンションを所有してなくちゃ・・・などと、あたかも、その年齢で達成しなければならないような生涯にわたる年齢を区切った目標、達成度が設定されているかのごときプレッシャーがかかる場合が多い。


 しかしね・・・親なりからご飯を食べさせてもらっている学生時代まではともあれ、そこから先は、目標が拡散していいと思うんだよね。人生は人それぞれ。そして、抱える事情もそれぞれで、ある年齢で達成していなければならない理由なんてあまりないと思うんだよね。


 だから、一生独身だってかまわないだろうし、家を所有しなければならないということもないと思う。


 当たり前なことなんだけど、なかなか、世間的な呪縛めいた、年齢による達成度という概念から離れられない場合も多いように感じるんだよね。


 そこから離れて、結婚などは自分がしたいからする、そういう動機付けになって初めて幸せな結婚となるんだと思う。


 今回の受験、結果がよくても悪くても、それが終わりじゃないんだよね。そして、そこから先は、自分で試行錯誤して、つかまえていく人生。その人生に年齢による区切りなんてなくていいと思うし、そういうプレッシャーは感じなくていいんだと、自戒を込めて思うわけで。