今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

空間を外部に求めるということ

 わが家はとても狭いんでね。二人で住むには通常であればきついと思う人が多いんじゃないかなってくらいである。

 そうなると、家でくつろぐって言っても空間的にくつろげない部分があるので・・・。

 最近、空間を外部に求めようかと、喫茶店なりで妻とお茶。

 今日はミスタードーナツにて。二人で700円超はしたが、ドーナツが食べたいというよりも、空間が欲しいという意味合いが強い。

 例えば、家事の外部化と言えば、お掃除サービスを頼むとか、保育サービスを頼むとか、本来であれば家事として無償で自力で行うところをコストをかけて外部的に行うことを指すが・・

 空間の外部化という考え方からすれば、喫茶店なりでのこれくらいのコストは安いとも言える。

 日本の住居はウサギ小屋と揶揄されて久しい。僕が子どもの頃からそう言われ続けてきたし、今だってそうだろう。となれば、ちょっと視点を変えて、空間を外部に求めれば、それはそれで快適だ。常時広い空間があれば理想だが、億万長者ででもない限りめいっぱい広い空間は求め得ないから、たまに必要なときに空間を求めて喫茶店なりを使うのはなかなかに庶民の知恵と言えまいか。