今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

節電痛し痒し

 日本全国で節電じゃぁなどと盛り上がっておりますな。
 盛り上がらざるを得ないのはわかりますが、どうにもこうにも。
 そもそも、小市民としてたいして電力を使ってこなかった私などにも降りかかってくるわけですから・・・なんだかなぁ感強し。
 妻はかなり大まじめですので、日中も冷房をつけずにがんばっていたりしますし、数々の節電の工夫をしていたりして、今日帰ったら、冷蔵庫のなかにビニールで作ったカーテンができていたりして、なんだかものが取りにくくなっていたりします。
 要は不便でありますな。
 
 家に帰ってくると、家の中の窓が開いていたりしますな。風通しのためですが。それでも、首都圏の風ってのはあまり気持ちよいものじゃなく生温かかったりしますし、窓を開けていると私たちのしゃべり声とかが外に出てしまうので、話す内容に気を遣ったりしなければならなくて、夫婦の会話も遠慮が入ってしまったりして・・・それではなんだかなぁ感が強かったりします。

 だから、窓は閉めたりするのですが、すぐに都会の熱帯夜が襲ってきます。

 まぁ、痛し痒しですなぁ。

 家では冷房をつけるのもままならず、その閉塞感に耐えかねて、ちょっと外に出て、喫茶店で涼んでいます。いわゆる夜お茶です。

 そもそも、東京電力さんって、大企業ですな。大資本と言っていい。その失態的なものを、小市民含めて皆が痛し痒しな思いをしている。なんだか不公平な気はしますよ。
 今の東電社員は大変だと思いますがね。安泰だった頃に逃げ切ったリタイア世代の東電OBは原発でよほど潤い、それが退職金にあてられているのでしょうね、きっと。すごく大いばりな団塊世代さんになっていたりしませんか?

 冷房をつけようとすると、後ろめたい思いに至らざるを得ない今の私たち。なんだかなぁ感が強くならざるしてなんであろうかと。