今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

クジラ解体を見てきた

 南房総にはまり始めてから、外房は南房総市和田町近辺が捕鯨基地である事を知った。そしてクジラを食したりしていてそのうまさに感動さえ覚えているのだが。

 この、外房の捕鯨・・・外房捕鯨という会社が行っているが、年に26頭しかとってはいけないことになっているので、ほぼ漁期は夏の間だけと言うことで、取れたら、解体の日時をブログ(外房捕鯨株式会社)で告知してくれるので、現地で見られるということだが、なかなかに取れないし、取れてもうまく休日に合致するとも限らずなかなか行けていなかったのだが・・・今回見ることができた。

 外房捕鯨のやっているクジラ漁は、ツチクジラの漁であり、ツチクジラはIWC国際捕鯨委員会)の管轄外である。農林水産省が、年間頭数を制限しているわけで、いわゆる問題になっている捕鯨とは一線を画す沿岸捕鯨と言えよう。

 捕ったクジラはかようにひきあげられていく。

 すぐに計測される。これは国に報告されるのだろうか。
 その後、手早く解体されていくが、それでも2時間位はかかるし、その後部位ごとに細かくしていく作業はかなりかかる。
 ウインチを使って解体するのはさすがに巨大なクジラならではである。
 ツチクジラは、ちょっと口がとがっていてイルカ的に見えるのが驚きではあった。

 私たちが見に行ったのは、15時からの回であったが、解体がめどが付き直売が始まったのが19時近く。およそ4時間位かかっている計算になる。
 

 直売でハジ肉というのを買ってきた。これは骨ぎわに付いている肉のようで、まぁ、メリットとしては安いと言うことだろうか。ハジ肉と正肉があって、どっちがよいのかわからなかったが、正肉だとかなり大きなブロックになるので、1キログラム単位とか買えないかもしれない。私はキロだけ買ったが、実質1.3キロくらいあったので、まぁ、おまけというか、そんな小さなブロックがなかったとも言えるかもしれない。私が買った時はキロ1700円であったが。

 かようにクジラのステーキを作ったり、また、竜田揚げを作ったり、焼肉にしたりしたが、1.3キロと言えど、二人で食べるには食べきれない位であったが、妻の実家に持って行ったら、たいそう喜ばれたようで、よかった。

 確かにクジラの解体というのは、かなり血なまぐさいシーンではある。もちろん、牛・豚などのほ乳類家畜も同じシーンが繰り広げられているのだろう。あまりセンチメンタルにならず、解体されたクジラを、ありがたくいただく、美味しくいただく、それが一番なのではないかと思う。