今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「みなさん、さようなら」の舞台を訪ねた 〜その2 商店街

 さて、映画「みなさん、さようなら」の舞台を訪ねた 〜その1 団地 - 今日の一語り(はてな Ver.)で語ったように、映画「みなさん、さようなら」を見てその感動が覚めやらぬ私である。

 ロケ地巡りに行ったことをもう少し語りましょう。

(これ後、ネタバレあり)

 この映画、そして原作の小説も読み始めたのだが、重要な舞台となっているのが団地の中の商店街である。
 主人公が就職するのも団地のなかの商店街であるし、映画の中でも商店街がたびたび映し出される。
 村山団地がロケ地であろうとわかった時にGoogleストリートビューで段違いの郵便局の周りの映像を見てこれだと思った次第。村山団地がロケ地だと確信したのもそこ。

 実際にこ行って撮ってきました。郵便局の裏口です。映画で主人公の母親がケーキ屋の主人に謝っていた印象的なシーンがこの辺だと確信をしたわけです。

 映画を見た方ならこの戸口、あぁと思われるのではないでしょうか。ここなのかは分からないですが、あのシーンはこの建物だと確信できるんでないでしょうか。

 そしてインターネットで検索すると村山団地の商店街が高齢者向けにいろいろなサービスを始めているということが記事になっていて、そこに出ている写真を見て映画の商店街だと確信を深めることができたわけです。

 行って撮ってみました。映画を観た方であれば、ここだなと確信出来ましょう。

 このお魚屋さんは他のが日曜日でしたが開いていました。仕出しなどするようなので日曜でも開いているのかと推測しましたが。このお店は映画の冒頭の団地紹介の映像で大写しにされているので映画を観た方であればぴんときますよね。

 これらの自動販売機は、主人公が殴り合いをした後に逃げてきた場所と思っているのですが、どうでしょうか。そんな風に思えます。

 ここまで全て団地の中の商店街の映像ですが、日曜に行ったということもあるのかもしれませんが、最近の団地の高齢化の波はここにもあり、率直に言えば、寂れた感じが強く感じられました。


お昼過ぎの3時頃にいたわけですが、なぜか6時ごろそして止まっている時計がそのままあり、その寂しさを象徴していると思われます。今小説を読んだりしていますが、主人公の恋人と待ち合わせた時計台というのがここら辺でございましょうか。


 こちらの時計は合っていますが、やはり、団地の中の商店街にあるのが薬局やクリニック。そして介護業者があるところを見るに高齢が否めませんし、実際この商店街で買い物をさせていただきましたが高齢者が多かったです(でも、非常に安く買えたものもあるので、ひっそりといいなと思った次第であります)。

 高度経済成長とともに発展した団地、その終焉とともに寂れていっている団地、そんなことを商店街を通じてひしひしと感じながら、ロケ地としてのワクワク感は非常にありながら散歩させていただいた次第です。